『ペットフード 37』の内容の続きである、
・排泄物の質が変わる又はお腹がゆるくなる場合がある
についていえば、そういった可能性があることは否定できません。
かと思えば。
排泄物の量に多少の変化があったものの、軟便や便秘といった影響がでないペット様もいます。
個体差にもよりますが、それまで与えていたドライフードなどから『手作り食』に切り替えた場合、軟らかすぎず硬すぎずで、質のよい排泄物になるペット様もたくさんいます。
なので、『手作り食』に切り替える際はいきなり全部を変えるのではなく、少しづつ様子を見ながら変えていく方がよろしいかと存じます。
・今まで与えていたドライフードよりも食いつきが悪くなる
についていえば、無きにしも非ずです。
激安の粗悪なペットフードには、『ペットフード 20』に綴った『着香料』が添加されている場合がほとんどです。
なので、ペット様がその風味に慣れていればいるほど、『手作り食』に切り替えたばかりの段階では、食いつきが悪くなる可能性が充分考えられます。
人間用の食品でも、普段からジャンクフード類・インスタントフード類を食べ慣れている方、化学調味料や濃い味を好む方の場合、食材本来の味だけでは薄くて美味しく感じない例が多いと耳にしたことがありますが、それと似たようなものといえるかもしれません。
ただし、即座に諦めなくても『手作り食』を次第に食べ慣れてくれるペット様も少なくはないので、この観点からいっても、『手作り食』に切り替える際はいきなり全部を変えるのではなく、少しづつ様子を見ながら変えていく方がよろしいかと存じます。
お腹がゆるい状態が何日も続くようであれば、使用食材を別のものに変えることで改善することもあるでしょう。
しかしながら、複数の食材で作った『手作り食』の場合では、どの食材でお腹がゆるくなったのかの見極めに、多少の時間を要することになるかもしれません。
また、お腹がゆるくなったのは『手作り食』のせいではなく、なんらかの健康異常が原因の可能性もあるので、ご自分で『手作り食』のせいだと決めつけず、速やかに動物病院で診察してもらった方が賢明です。
・どの食材にアレルギー反応が出るか分からない
についていえば、それは在り得ることだといえるでしょう。
不幸にもアレルギー反応が出てしまった場合は、どの食材がアレルギー反応に繋がったのかが分かっていれば、その食材を排除する対応ができるかと存じます。
ですが、この件についても、念の為に動物病院での診察をするべきかと存じます。
〈続く〉
あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように
富山桃吉