新着情報

ペットフード 81

ここまで触れてきた、『ビタミンA(レチノール・カロテン)』・『ビタミンD』・『ビタミンE』・『ビタミンK』・『ビタミンB1(チアミン)』・『ビタミンB2(リボフラビン)』・『ビタミンB6(ピリドキシン)』・『ビタミンC(アスコルビン酸)』・『ビタミンB12(シアノコバラミン)』・『葉酸』・『ナイアシン』・『パントテン酸』・『ビオチン』などのビタミン類13種以外にも、ペット様の健康に役立つ『ビタミン様物質』というものが複数存在します。

それらは、上記13種類のビタミン類と類似した働きをするもので、ある程度ならば、ペット様自身の体内で合成可能なものもあります。

『ビタミン様物質』の主なものは、

・『コリン』
・『イノシトール』
・『ユビキノン』
・『チロシン』
・『リポ酸』
・『カロテノイド』
・『ポリフェノール』
・『パラアミノ安息香酸』
・『ビタミンP』
・『ビタミンU』
・『カルニチン(ビタミンBt)』
・『オロット酸(ビタミンB13)』
・『パンガミン酸(ビタミンB15)』

などです。

これらの中から、先ずは『コリン』について簡単に触れたいと存じます。

その働きの一つは、『レシチン』(リン脂質の一種)と結合して、細胞膜や血中リポタンパクを構成することです。
そうして、血管の内壁や肝臓にコレステロールや脂肪が沈着しないように作用してくれるので、脂肪肝・動脈硬化の予防が期待できるといいます。

また。
神経伝達物質の『アセチルコリン』の材料にもなるそうで、神経の正常な働きを助けたり、血管の拡張をして血圧を下げる働きもするので、記憶形成や高血圧予防に役立つといえます。

犬様も猫様も、『コリン』を肝臓で合成することができるといいますが、必ずしも必要量を満たしているわけではないともされます。
たとえば、普段の食事で『タンパク質』の摂取量が少ない場合は、『コリン』の欠乏症が懸念されます。

欠乏症になってしまうと、

・食欲不振
・成長遅延
・脂肪肝
・腎臓出血
・胸腺萎縮
・肝小葉周辺の浸潤

などの心配があります。
ですから、『コリン』を食事からの摂取で補うことも軽視できないとの説が有力です。

『コリン』が多く含まれている食品は、牛レバー・豚レバーなどの肉類・卵・大豆・さつまいも・ブロッコリーなどです。

『コリン』は水溶性物質なので、過剰症の心配はほとんどありません。

ご参考までに。
2014年に米国飼料検査官協会(AAFCO)が公表した、『コリン』の最少栄養要求量(フード100kcal中に含まれるべき最低量)は、犬様の場合は34mgで、猫様は60mgが目安とされています。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉