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御尤もな研究結果 2

日頃、たくさんの犬様たちのお世話を承っている身として、『御尤もな研究結果 1』でご紹介した記事について私が思うことは、いくつかあります。

先ず、”犬様も退屈は苦痛”という考えには、諸手をあげて賛同できるということです。
おかげさまで、メビー・ラックには毎日、『デイケア保育』や『ペットホテル』などのご利用で、複数の犬様たちが滞在しております。
性格・犬種・年齢・体格・普段の生活環境などなど、普段はそれぞれが違う状況下で暮らしている犬様たちが、メビー・ラック店内の同空間で過ごすわけです。
その様子を日々見てきた経験上、”犬様も退屈は苦痛”という考えに異論を挟もうとは微塵も思えない私がいます。

どうしてそのように思うのかという一例を、実際の体験談に基づき、以下に綴ります。

その日は、犬様A・犬様B・犬様Cという三匹の犬様が同時刻に滞在していました。
そのうち犬様Aは、常に膝の上に乗りたがる犬様でした。
お世話を承っているスタッフが、その甘えたい欲求に応えてあげると、犬様Aはとてもご満悦な素振りを見せます。
すると、その様子を観察していた犬様Bと犬様Cも、スタッフの膝の上に乗りたがって近寄ってきました。

犬様Aは、自分が甘えられている状況を手放したくない故、近づいてきた犬様Bと犬様Cに向かって、唸ったり吠えたりして追い返そうとしました。
遠慮がちな性格の犬様Bは、犬様Aの迫力に押されて、スタッフの膝の上に乗ることを諦めました。
だからといって離れるわけでなく、代わりに、スタッフの身体にぴたりと寄り添い、お腹を出して寝転びました。
そのお腹をスタッフが撫でてあげると、やはりご満悦といった様子になりました。

一方の犬様Cは、負けん気な性格を発揮し、膝の上にいる犬様Aに向かって唸り返したり吠え返したりし始めました。
そのまま興奮し過ぎるのを放置してしまうと、両者が本当のケンカに発展しまう危険性があるので、スタッフは適切なタイミングを見計らって仲裁に入りました。

こういった場合の仲裁方法はケースバイケースですが、その際は、犬様Aを膝の上から降ろしました。
犬様Cに対しては、膝の上に乗せるのではなく、身体を撫でてあげる方法を選びました。
そして、犬様Cが落ち着くのを待って、スタッフは立ち上がりました。

すると、スタッフに寄り添っていた犬様Bを含め、犬様Aも犬様Cも、スタッフをじっと見上げてきました。

スタッフはそのタイミングを見計らい、

「唸らなくてもいいし、吠えなくてもいいよ。みんな、仲良くね」

と三匹の犬様に向かって、やさしく伝えました。

(※誤解なきように願いますが、上記のような一例が起こった場合、常に同じ方法を用いて対処するわけではなく、臨機応変に対処することで、それぞれの犬様に対して平等に接しさせて頂いております)

このような一例に立ち会う度、はたして私は、『御尤もな研究結果 1』でご紹介した記事について全面的な賛同を覚えるのです。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉