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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜9

K様が並べる話題は、お散歩時間にまつわる段となった。

「それもよく、飼い主が心得違いされている事柄ですね」

論無く、犬種によって運動量や特性は違う。
合わせて、日常の暮らし方・年齢・体格・健康状態・散歩内容にも個々の差があるので、一概には言えない。
例えば、大型犬よりも小型犬の方が歩幅が小さいので、同じ時間を散歩したとしても身体にかかる負担に違いがある、などだ。
なので、K様は、あくまで一般的な運動量の目安ということで話を進めた。

「外せないポイントとしては、自分の飼い犬が運動量不足なのか、運動量過多なのかを見分けることが大事になってきます。散歩中の犬の様子観察もさることながら、散歩後の家での様子観察に重点を置くことをお勧め致します。事例として、散歩から帰宅後の犬が自宅で走り回る場合は、どんな要因が考えられると思われますか?」
「運動量不足が考えられるかと……」
「そうですね。でも逆に、運動量過多の場合も似たような行動に出ることがあるので、注意が必要なんですよ」

首を傾げることでクエスチョンを露出した私に、K様は説示した。

「犬のテンションが上がり過ぎている状態と見れば、合点がいくはずです」
「なるほど……その点は人間にも通じますね。お出掛けやお泊り、来客で興奮し過ぎた幼い子が、夜遅くなっても、なかなか眠らなくなるのと似たようなものですね」
「運動量過多が疑われる他のサインは、明らかに疲労し過ぎでぐったりしてる場合ですね。どちらにしても、犬が骨や関節などを痛める結果になりかねないので、飼い主が気を付けて様子観察してあげることが必要でしょう。足腰に負担がかかりやす体系の犬種、シニア犬様や子犬様は特に、です」
「では、運動量不足が疑われる判断ポイントは、どういった点になりますか?」
「先程出た、お散歩からの帰宅後にまだ走り回っている場合もそうですが、悪戯や吠える行動を止めない時は運動量不足の可能性がありますね。無気力状態、人間のように例えるなら、ふてくされた態度を示している時も判断材料の一つとなります」
「ということは、犬様にとって運動量が適切な場合の判断材料は……」
「肉体的にいえば、程よい疲労感を癒す為に、くつろぎ状態で犬が休んでいることです。それに伴って、精神的にも満たされているはずですから、程よく食事をするし、ぐっすりと眠ってくれます。結果的に、しっかりと排泄も促せます」

K様が仰った通りに普段から犬様の様子を気に掛けていれば、運動量の目安判断は、さほど難しくなさそうだ。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉