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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜10

前回のブログでK様の仰った話に沿えば、運動量の目安判断を見極めれば、個々の犬様に適した散歩時間もおのずと割り出せることがわかった。
それにプラスして伺うとすれば、時季によるお散歩時間帯についても無視できない。
近年の天候不順や異常気象も充分に考慮する必要がある問題だ。
その点も踏まえ、K様は季節に応じたお散歩について持論を述べた。

「人間であるボクたちも、暑すぎたり寒すぎたりすれば不快を覚えますし、場合によっては命に関わることだってあります。ですから、犬の健康を考えれば、必然、季節ごとのお散歩を考えてあげるべきでしょう。犬も含めた動物たちは、人間よりも季節の変化に敏感なのですから」
「メビー・ラックと懇意の間柄である獣医さんにも、以前に聞いたことがあります。室外で飼われている犬様だけでなく、室内で暮らす犬様も温度や湿度、気圧の変化を感じていると」
「そうであるならばこそ、四季に合わせたお散歩に変化をつけるのです。どのみち散歩に出かけるならば、各々の季節らしさを心地よく感じながらの方が、精神的にも健康を保てますしね」

的を射た意見だと思った。
人間だって、季節らしさを五感で感じることにマイナスは見つからない。

「では、順番に話しましょう。先ずは今の時季である春についてですが、お散歩に出かける時間帯はいつが適してると思われますか?」
「お昼頃の陽気だと、気持ちの良い時間帯ですよね」

だが、K様の意見は私と同じではなかった。

「ボクなら、空気が澄んでいる、もう少し早い時間帯を選びます。お散歩場所は、草木の多い公園のお散歩が理想的でしょうね。春の朝に芽吹く新芽の香りは絶品ですから、嗅覚が優れている犬の気分転換にも効果的かと思います。そうやって自然のサイクルに倣うことによって、冬よりも身体が活性化した犬の食欲も旺盛になりますしね」

東洋医学に照らし合わせれば、春は、五臓でいうと『肝』の季節だと考えられている。
故に、身体の衣替えが始まるこの時期のことを『肝木の春』とも呼ぶのだ。
肝臓は血液を貯蔵する働きの他に、感情に関係する自律神経のバランスを調える働きも担っているらしいので、その点で言っても、K様が述べた早い時間のお散歩は、犬様にとっても有意義かもしれない。

因みに、人間の肝臓の解毒には、苦みがある春の旬な食材(春ウコン・ふきのとう等)を摂取するのが良いとされている。
必ずしもそれらと同じ食材とはいかないが、メビー・ラックの犬様用手作り食でも、旬の春野菜を使うメニューのオーダーが入った。

K様の話は次に移った。

「春のお散歩の注意点としては昼夜の寒暖差があげられますので、犬の体温管理に気を配るのも大切です。暖かな日は無理に犬を走らせずとも、ゆっくりと歩きながら筋肉維持に努め、程よい時間のお散歩を心掛けてあげたいものです」

換毛期である春には毛が大量に抜け落ちるので、特にダブルコートの犬様にはブラッシングを怠らないようにするのも忘れてはならない。
放っておけば、皮膚病などの原因にもなりかねないからだ。
春先から夏にかけては、寒い季節よりも動きが活発になるノミ・ダニにも注意を向けるべきだろう。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉