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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜110

「温度差の注意にまつわることで大事になってくるのが、お散歩で犬を外に連れ出す前の気遣いです」

K様の仰りたいことの趣旨は、要するに、暖かい室内から、いきなり寒い室外に連れ出さないということであると、続く言葉で私は理解した。

「犬にとって、寒さはそれだけでストレスになりますから、お散歩に連れ出す前には充分なウォーミングアップが不可欠です」
「具体的にいうと、どんな方法になりますか?」
「人間と同じで、寒い時期は、犬も血流が悪くなって筋肉や関節が硬くなっていますので、先ずは暖かい室内での準備運動が必要です。それは飼い主様自身のためでもあります」
「私たち人間も、血流の悪い状態で筋肉が硬いままだと、心臓や関節に負担がかかって悪影響ですものね」
「その通りです。なので、犬の全身を撫でながらマッサージしてあげたり、各部の関節の曲げ伸ばしでストレッチをしてあげるようにしてあげます。それから、お気に入りのオモチャなどで一緒に遊んであげながら、犬の身体を温めます」
「その後は?」
「室内外の温度差を和らげるために、暖房を使用していない廊下や玄関などの場所で、寒さに犬を慣らせます。そこでも犬と遊んであげながら、体温を上げてあげるようにします。その後はリードを繋ぎ、玄関のドアを少し開けて外気に触れさせながら再び準備運動をします」
「そうやって、寒さに対して段階的に慣らすことで、温度差を嫌う理由でお散歩を嫌がるようになるのを防ぐことも出来ますね」
「はい。寒さによる思わぬケガや気管支トラブルの予防にもなるので、是非とも実践頂きたいのですが……。実情、そこまでやって頂ける飼い主はごく一握りです」

仕事や様々な用事で、そこまで時間を割けない飼い主様は実際に多いと思う。
だからといって、それを責めるのが本ブログの趣旨ではないことを断っておく。
このブログは、せわしない現代社会で犬様と暮らす事情を考慮しつつ、それでも、犬様の健康のためにお役に立てればとの想いで綴っていることだけは、誤解なきように捉えて頂ければ幸いだ。

ついでに申し上げれば。
ペットホテル』や『デイケア保育』などのご利用でメビー・ラックにご滞在中の犬様たちには、毎回の散歩時に、ウォーミングアップを欠かすことはない。
ペットシッター』として伺う際も、そこだけは実践を欠かさない。

それはなぜか。
飼い主様方のパートナーとして犬様のお世話を承らせて頂く、最低限の振る舞いであると考えるからだ。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉