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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜26

「夏のお散歩話のついでに言えば」

K様は思い出したように切り出した。

「夏場の砂浜でのお散歩にも、気をつけた方がいいですね」
「アスファルト同様、夏場の砂浜は熱くなっているので、犬様のことを第一に考えてあげてほしいところです」
「もっとも、海辺周辺に住んでいて砂浜でのお散歩が日常化しているような飼い主ならば、自分も暑いので、日除けができない日中の砂浜でのお散歩をすることは稀でしょう。それよりも、レジャー目的で砂浜を訪れる飼い主の方が厄介です。砂浜での犬の散歩写真を撮りたがって、砂浜の熱に対する注意が希薄になるので」
「川沿いのお散歩も似た状況が想像できますね」
「そうですね。川沿いの石も、かなりの熱を持ちますから危険です」
「ついでの、ついでと言えば」

私も思う所があり、話題を広げた。

「スーパーやコンビニ前のリードフックに繋がれて、ぽつんと飼い主様を待つ犬様を時折見かけますが、あれも問題ですよね」
「ああ、確かに。飼い主は冷房の効いた店内に入りますが、犬は外で暑いままですからね。しかも、大概は水の一つも置いてもらえていない状況ですし」
「過去の迷子ペット様捜索で、スーパーやコンビニの前に繋がれていた犬様が、不幸にも盗難や悪戯をされてしまったケースを知っているからこそ、尚更に警告を発したいものです」
「同じようなことで言えば、車中で待たされている犬もいますね。毎年のように事件が起きますが、赤ん坊を車で放置している間に、パチンコなどに興じている人間もいるくらいですしね……。ボクは一生、その神経を理解できません」
「同意です。何かで知ったのですが、ウインドウを少し開けておいたとしても、真夏の車内温度は70℃に達することがあるそうです」
「そこまで高温状態での放置になると、たとえ水を用意しておいたとしても、車中に放置された犬が、熱中症や脱水症状で亡くなってしまう危険は当然に高まりますよね」
「『短時間なら大丈夫だろう』と認識の甘い飼い主様がいますが、炎天下、直射日光の当たる場所や閉鎖された空間に放置するその感覚を、今すぐに捨てるべきなのは言うまでもないですね」
「ついでの、ついでの、ついでと言えば」

K様が加えた。

「外飼いされている犬も熱中症の危険性が高まりますので、暑さ対策をしっかりすべきです」
「夏場だけでも、犬小屋を涼しい場所に移動するとかの対策ですね」
「もし、いつも犬が過ごす場所がコンクリートの上ならば、ウッドパネルやスノコなどを敷いて、少しでも熱の上昇を抑えるのがいいでしょう。犬小屋の中も同様ですね。風通しが重要なので」
「ですよね。いつも犬様が過ごす場所が土の上だったら、地面を掘れば多少の暑さを凌げますが、コンクリートだとそうはいきませんしね」

倒れないように工夫をした上で、よしずなどを立てかけるなど、犬様の移動可能範囲内に日陰を作ってあげることも大事になってくる。
その際は、太陽の傾き具合によって日蔭箇所が変わるので、そこにも注意が必要だ。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉