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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜73

K様は腕組みをしながら仰った。

「拾い食いのクセが心配な犬には、やはり適切なトレーニングが必要でしょうね」

実際、お散歩中にいつのまにか何かを咥えていたり(落ち葉・タバコの吸い殻・残飯類・紙屑・ゴミ屑・虫の死骸など)、なんでもかんでも拾い食いをしてしまう犬様に悩む飼い主様は少なくない。
室内であっても、たとえば床に落とし物をした際、一目散に駆け寄ってきてそれを咥えてしまう犬様もいる。
排泄物を拭き取ろうとした際に用いたティッシュ類を、必死に咥えようとテンションを上げる犬様もいるのではないだろうか。

「それを叱る飼い主の反応を楽しんでいたり、飼い主にかまってもらいたかったり、飼い主に遊んでもらいたくてそのような行為に出るケースも考えられますので、一概にはいえませんが……」

K様は念の為そう断ってから、自身が行っているトレーニング方法の一つを私に教えてくれた。

「たとえば、拾いクセのある犬のお散歩時には、犬の好物のおやつを持参して出掛けるようにします。理由は、お散歩中に、もしも道に落ちている何かに犬が興味を示したら、すかさず、持参したおやつを犬の鼻先に差し出す為です」

その時には、犬が食べれそうで食べれない程度の位置に、おやつを差し出すことがポイントだという。

「広げた手の平におやつを乗せるのではなく、こぶしを作り、おやつを握るようにすることもコツの一つです。その匂いを犬にクンクンと嗅がせながら、拾い食いしそうな何かから遠ざけるように誘導します。結果、犬が興味を示した、道に落ちている何かを上手く通り過ぎることが出来たら、たくさん褒めて、おやつを与えます」

要するに、”拾い食いをしなければ良いことがある”と、犬様に覚えてもらう方法だ。
この方法は、なにも、拾い食いだけに効果を発揮するわけではない。
一例をあげれば、お散歩中にすれ違うほかの犬様や猫様、行き交う人などに吠えてしまう犬様にも使える。
室内で起こり得る、拾い食いしてしまいそうなシーンにも有効だ。

また、お散歩中の排尿時・排泄時にも応用できるであろう。
人様の家の玄関先や敷地内で、犬様に排尿・排泄をさせるのはトラブルの元になる。
なので、そういった素振りを犬様が見せたら、おやつで別の場所に誘導する方法を試してみても良いだろう。

その他でいえば、犬様が怖がったりする苦手な音や、興奮を伴いながら吠えて反応するような音(踏切の警告音・緊急車両のサイレン音・玄関チャイムの音・扉や雨戸の開け閉め時の音など)対策にも活用できる。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉