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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜78

ここ数回のブログで”ノミ”類・”ダニ”類の寄生による健康被害について触れてきたが、今ブログからは、その予防対策に関する話を、動物行動学にも明るいベテランドッグトレーナのK様を交えて進めていく。

「昨今は、多くの種類の”ノミ”・”ダニ駆除薬が市販されています。インターネットなどでも、それらの駆除方法が多数取り上げられています。それらも踏まえた上で、ボクが経験してきた、最適な”ノミ”・”ダニ”対策を話したいと思います」
「一昔前と比べれば、犬様・猫様の”ノミ”や”ダニ”の駆除対策を行っている飼い主様方は増えました。けれど、その方法が犬様・猫様に最適だと過信は禁物ですよね」
「はい。駆除をする際は、犬猫に寄生した”ノミ”や”ダニ”を根絶させる必要があります」
「たとえば”ノミ”は、犬猫の体表で繁殖して卵を産み付けます。ですから、目に見えている成虫の”ノミ”だけを駆除したとしても、それで完璧だとはいえませんよね」
「その通りで、”ノミ”は最大で約50個程度の卵を1日に産み付けます。加えて、それらは犬猫の体表のみで過ごすわけではありません。犬猫の体表から落ちた卵、または幼虫・蛹は、たとえば、犬猫の寝床に生活場所を移します」
「もっといえば、犬様・猫様の歩く場所すべてに”ノミ”がいる可能性があるということですね」
「そうですね。ですから、普段から定期的に掃除をして、犬猫の生活圏を常に清潔に保つことが必須です」
「万が一、犬様・猫様の身体に”ノミ”や”ダニ”の成虫を見つけた場合は、どうするべきでしょうか?」
「手で潰すことによって感染する恐れがあるので、それは絶対に避けるべきでしょうね。先ほどいった通り、目に見えている”ノミ”や”ダニ”の成虫を駆除しただけでは不完全ですし、そもそも、全部を手で取り除くことは限りなく難しいという認識を持つべきです」

”ノミ”は動きが素早いので捕まえ損ねてしまいまい、部屋のどこかに逃げてしまえば、そこで繁殖しかねない。
昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜77』で書いたように、”ノミ”の体内に”瓜実条虫”の幼虫が入り込んでいる場合では、潰すことで、私たち人間に”瓜実条虫症”を発症してしまうケースだって懸念される。

”ダニ”は、犬様・猫様の顔周辺やお腹など、皮膚の柔らかい箇所に寄生しやすい。
そこに食いつているので、下手に引っ張って除去しようとすれば、”ダニ”のちぎれた口ばし部分が皮膚の中に残ってしまう。
そうなるだけでも、皮膚炎の原因になることがある。

よって、K様が仰るように、”ノミ”や”ダニ”を手で潰すことにメリットはない。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉