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深く考えさせられる問題 6

過去ブログ『深く考えさせられる問題 5』の文末で書いた、自己流のしつけトレーニングをして失敗する、初めてペット様を迎えた飼い主様方の共通点とはなにか――

それは、ペット様を迎えて日が浅い時ほど、インターネットなどを頼りにした情報収集に精を出す点だ。
そして、ペット様との暮らす日々が延びるにつれ、極めて高い確率で、そのやる気は姿を消す。
理由は分かりやすい。
自己流のしつけトレーニングが、ちっとも結果を伴わないからである。

まだ幼齢のうちに迎えたペット様であれば、成長に伴って興味の幅を広げたり警戒心を高めたりする時期がやってくる。
その成長過程は自然だし、当然である。
にもかかわらず、それを知らない(もしくは、甘く見ていた)飼い主様は、吠えたり噛んだり(大抵は甘噛み)するようになったペット様
に問題があると決めつける。

そうして、”こういう時こそインターネットだ!”と、お得意の情報収集に精を出す。
結果は、火を見るよりも明らかだ。
自己流のしつけトレーニングで対処したせいで、たとえば噛み癖や吠え癖がより酷くなる。
このような問題行動を起こすようになってしまうほどにペット様の状態を悪化させたのは、論無く、自己流のしつけトレーニングを行った飼い主様自身である。

しかも、だ。
このような飼い主様ほど、質が悪い。
ご自分の手に負えなくなったペット様の問題行動を、ようやくプロに任せる運びになると、理不尽な言いぐさをし始める傾向が強かったりする。
ご自身がペット様の状態を悪化させたにもかかわらず、

「噛んだり吠えたりするバカ犬(バカ猫)め!」
「そっちはプロなんだから、あと何回やれば問題行動が治るのか、具体的に日数を提示しろ!」

などと言い放つ。

真摯に断言させてもらうが、あと何回やれば問題行動が改善するのか、それについて具体的な日数を提示するトレーナーがいたとしたら、それこそ、そのトレーナーは信用ならない。
ペット様が問題行動を起こすようになってしまった経緯と環境は、個々のケースによって違うからだ。

また。
ペット様がご自宅で過ごしている間も、トレーナーが提案した、飼い主様ご自身による適切なトレーニング方法の実践が重要となってくる。
望む結果に少しでも近づけるためには、それを我慢強く継続することが鍵となってくるわけだが、理不尽な言いぐさをするような飼い主様は、往々にして我慢強さを持ち合わせていない。
そのせいで、すぐに継続を放棄する。

そうなると、ペット様の問題行動の改善はおろか、トレーナーとの間に信頼関係を築けるはずもなく、ひいては、誰にとってもポジティブな結果にはならなくなってしまう。

トレーナーからしてみれば、担当したペット様が問題行動を抱えたままになってしまうので、なんとも残念な気持ちを抱くことであろう。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉