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無知の危険 2

過去ブログ『無知の危険 上』で取り上げた悲劇の事故について、当ブログ読者の方々はなにを思うのであろうか。
酷な言い方を承知の上、当ブログ読者の方々(とりわけペット様と暮らす飼い主様方)がこのような悲劇に直面しないよう、あえて指摘させてもらえば――
実際に兄弟猫様二匹と暮らし、尚且つ、日々多くのペット様のお世話を承るプロの身としては、これは不慮の事故では済ませられない。
『ユリの花が猫にとって有害だと知っていた私は、チューリップが原因に違いないと悟ったのです』と本人自身がインタビュー内で述べている通り、この事故は、ひとえに飼い主様の油断が原因で起こった事故だからだ。

それはそれとして。
ペット様にとって有害となる食物・植物・飼育環境などについての知識が浅すぎる飼い主様方には、これまで何度も驚かされたことがある。
たとえば今回のように、チューリップが猫様にとって有害植物であるということは、私としては基本中の基本知識であるわけだが……実情、それを知らない飼い主様は意外と多い。

そこで、だ。
当ブログでも、猫様にとって有害となり得る植物を紹介しておく。
とはいうものの、猫様にとっての有害植物の数は700種類以上あるとされているので、すべてを書き出すのはブログ上では無理がある。
よって、普段の暮らしで目にする頻度が高いであろう身近な植物に的を絞って書き出しておくことにする。
すでにご存じの方々もいらっしゃるであろうが、愛猫様のためを思って、これを機会に復習するつもりで目を通して頂ければと思う。

先ずは。
猫様にとって有害植物となり得る代表的なものには、ユリ科の植物があげられる。

・チューリップ
・スズラン
・ユリ
・ヒヤシンス
・シュロソウ

これらユリ科の植物は、猫様にとってかなり危険度が高い植物だといわれていて、目に入ると視力障害を招いたり、場合によっては失明の恐れもあるとされる。
加えて、猫様がほんのわずかでも口にしてしまえば、

・口腔や咽の灼熱感
・嘔吐
・食欲不振
・下痢
・沈鬱や無気力感
・脱水症状
・手足のしびれや全身麻痺
・腎臓障害
・呼吸困難
・循環不全

などを引き起こしてしまう危険がある。
さらに厄介なのは、回復しても慢性腎不全や膵炎に移行することもある点だ。
また、ユリ科の植物を経口摂取してしまった場合の深刻なケースだと、たちまちにして中毒を起こし、それが全身に回れば腎臓に重度なダメージが残り続け、最悪の場合には命を落としかねないものも存在するので要注意である。
ちなみに、ユリ科の植物については、花・茎・球根・花粉だけではなく、生けている花瓶の水を舐めてしまうだけでも危険だとされている。
なので、猫様が暮らす室内にユリ科の植物を飾ることは絶対に避けるべきだ。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉