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その瞳に灯るもの 13

最愛の犬様・猫様に対して再生医療による治療を求める際、トラブルに見舞われてしまわないように飼い主様方が注意するべき点は以下になる。

・犬様や猫様が患っている病気の治療法として、幹細胞治療以外の選択肢があるかどうかの確認
・犬様や猫様から幹細胞を採取する際の方法の確認
・犬様や猫様から採取した幹細胞の培養方法の確認
・培養後の幹細胞を、どのような方法で犬様・猫様の体内に戻すのかの確認
・犬様や猫様に対する麻酔のリスクの確認
・合併症や副作用の有無の確認
・再生治療を受けようとしている動物病院で、当該治療の先例があるかどうかの確認
・再生治療を受けようとしている動物病院で、当該治療の先例がある場合、その実績(成功例、失敗例)がどうであったのかの確認
・当該治療を受ける際の費用の確認

上記などのほかにも疑問点や不安点があるのならば、それらについても獣医にしっかりと確認し、充分な説明を受けることが最愛の犬様・猫様を守ることにも繋がるので、その重要さはいうまでもないだろう。

さて。
最後に、ペット様のクローン製造をビジネス化している『スアム生命工学研究所』について話を戻すと。
その瞳に灯るもの 9』・『その瞳に灯るもの 10』でも綴ったように、出産をするということは、当然ながら”代理母犬”に利用されたメス犬様たちの身体に、少なくはない負担をかけることになる。
場合によっては、出産に伴い、命を落とすメス犬様もいるそうだ。
犬様のクローンが生まれてくる背景には、そうやって犠牲になっていくメス犬様たちの存在がある。

もちろん、”代理母犬”に選ばれるメス犬様たち自身の意思など、微塵も考慮されることはない。
妊娠可能な犬様であれば、どんなメス犬様でもいいわけである。
そして、無理矢理な出産を繰り返された挙句、やがて出産が難しくなれば、当該メス犬様たちはビジネス的な側面で不必要と判断され、食用なり処分される運命にある。
そこに、”命の尊厳”という言葉の存在は皆無だ。

そんな実情を知った上でも尚、クローン製造によって、亡くなった愛犬様そっくりの複製を手に入れたいだろうか……。
それで本当に、愛犬様を失った悲しみが癒されるのだろうか……。

クローン技術によって生まれた犬様は、亡くなった犬様と見た目がそっくりだとしても、結局は違う個体であるわけだ。
にもかかわらず、亡くなった犬様の面影を重ねられながら、その生涯を送らなければならない……。
それは、幸せなことなのだろうか。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉