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その瞳に灯るもの 4

さて。
今回のブログシリーズでは、角膜移植に関係する内容に触れているので、話を戻すと。
実は現在、ペット様の眼科治療の一環として、角膜移植手術はすでに行われている。

私たち人間と同じように、白内障や緑内障などの眼に関する病気が、ペット様にも多々ある。
眼の病気・傷の特徴としては、わずかな期間で症状が悪化することが多いともいわれている。
よって、ペット様の眼の異変に気づいたら、直ちに動物病院に連れて行き、眼科治療を行う方がいいだろう。
その際は、眼科臨床経験の豊富な動物病院(獣医師)を選ぶに越したことはない。

しかし、残念ながら犬様・猫様の角膜移植については、個体の健康状態や年齢が関係する。
なので、すべての犬様・猫様が角膜手術を受けられるわけではない。

角膜移植の話ついでにいうと、犬様・猫様の再生医療も進んでいる。
再生医療を簡単に説明すると、皮下の脂肪や骨髄から幹細胞を採取し、培養した幹細胞を必要な部位に投与する手術方法だ。
ケガ・事故・病気などで失われた犬様・猫様の身体の組織を再生し、運動機能の回復を目的として行われる。

成功すれば、犬様・猫様が再び元気に運動できるように戻れるので、飼い主様方が再生医療に寄せる期待値は高い。
安全性については、自分自身の脂肪や骨髄から採取した幹細胞を移植するので、投与時に副作用がほとんどない点が着目されている。

再生治療の有効性が認められている症例としては、下記が挙げられている。

一つは難治性骨折で、たとえば、なんらかの理由で足の骨の一部を欠損してしまったペット様がいたとする。
そのようなペット様で、整形外科手術の治療では正常な運動機能の回復が見込めないケースでは、欠損してしまった骨の再生治療が選択肢の一つとなる。
要するに、幹細胞移植によって、欠損した骨の再生を試みるわけだ。

個体差があるものの、術後の経過としては、およそ2か月後を目安に、欠損した部分の骨の再生がレントゲン写真などで確認できるといわれている。
その後、再生した骨の部分が数か月をかけて癒合し始め、やがてギプスが不要になる頃には、ほとんど正常な運動機能の回復が望めるらしい。

関節疾患の治療でも、再生治療の効果が認められているそうだ。
たとえば、なんらかの理由で足の関節炎を患っていて、歩行が困難なペット様がいたとする。
そのようなペット様で、関節の痛みを緩和する投薬を続けていても望む効果が見られないケースでは、皮下脂肪から採取した幹細胞を足の関節に移植する再生治療が選択肢の一つとなる。

移植が必要な部位に、幹細胞を注射器で注入する方法を取れれば、ペット様への負担はそう大きくないといわれていて、個体差があるものの、幹細胞移植後は、関節の痛みを緩和する投薬が必要なくなるらしい。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉