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タレント動物 2

前回ブログ、『タレント動物 1』でも触れたが、”まさか”の想定はプロとして当然の心構えだ。
にもかかわらず。
プロを自認するこの”動物プロダクション”所属のスタッフ(飼育員・女性社長)が、”まさか”のリスク管理を持ち合わせていなかったことに、私は驚きを隠せない。
ましてや、彼らが扱っている動物の中には、ライオンをはじめとする、周囲に危害を加える恐れがある『特定動物』が含まれるのに、だ。
その事実に、私は開いた口が塞がらないばかりか、恐怖心すら抱いた。

これまた、前回ブログ、『タレント動物 1』でも綴ったが、この”動物プロダクション”は、テレビや映画などに”タレント動物”を貸し出して利益を稼ぐ会社だ。
そのウェブサイトの業務内容に目を通せば、『ミニチュアホース様の逸走』シリーズでも取り上げた業者と同様、自社の実績・資産・研究・システム・姿勢などについての自負と宣伝文句が並べられている。

このブログをお読みになっておられる方の中にも、この”動物プロダクション”に所属している、いや所属させられている”タレント動物”が出演しているテレビ番組や映画、CMを御覧になったことがある方がいらっしゃるかもしれない。
ひょっとすると、過去の出演作品実績を見て、好意的な関心・興味を抱く方もいるだろう。

だが。
そういった過去の出演作品実績に、私はまったく興味を持たない。
なぜならば、所属させられている”タレント動物”が、自らそれらへの出演を望んだとは微塵も思わないからだ。
加えて、彼ら”タレント動物”は、この”動物プロダクション”の利益獲得のために利用され、宣伝材料としての価値を強制された被害者に思えてならない。

この”動物プロダクション”がウェブサイトで謳っている実績欄には、下記のような文言が記されている。

【国内最大の規模で、獣医学士が運営する唯一の動物プロダクションで、国内映像業界の90%以上のシェアを修めています。30年以上、蟻から象やライオンなどの猛獣までを、実際に調教して、クルーの方々の安全をも守りながら100%の演技をご提供しています】

システム欄については、

【医学の観点で、動物の幼少時に性格を選び抜き、2週間~1ヶ月の調教で出演するまでに仕上げて行きます。そのため、撮影に必要な動きの全てを演じることは基本であり、モーションキャプチャーや高感度カメラの開発等の映像機器やソフトの開発の研究に必要な微妙な動きなどにも適応する特殊な動物達です】

と謳われている。

……安全?
ではなぜ、今回の事故を起こしたのか。

……調教で仕上げた?
ではなぜ、今回の事故が起こったのか。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉