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ペットフード 15

『ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)』も、『ブチルヒドロキシアニソール(BHA)』と同様、そもそもは石油用の抗酸化剤として利用されている化学合成添加物の一つで、人間用の食品の一部にも、ペットフードにも使用されてきたものです。
安全性に疑問が残る点もまた同じで、それはラットの動物実験により明らかになった経緯があります。

その報告によりますと、『ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)』の影響で、ラットの血清コレステロールレベルが上昇したそうです。
ほかにも、肝臓障害・腎臓障害・脱毛などが認められ、妊娠しているラットへの投与実験では、単眼症・無眼症の仔ラットが生まれた例もあっといいます。
また、犬様が用いられた動物実験では、投与割合によって下痢の症状が見られたようです。

ところが……。
その発症数は多くはなかったために問題があるとはされなかった、というのです。

そうはいっても。
やはり、その強い毒性から100%の安全を謳えないが故に、現在の日本では、ほとんどの食品への使用が禁止されています。

ただし、魚介冷凍品・魚介乾燥品・魚介塩干品・チューインガム・バターなどへの限定的な量の添加は、今尚、食品衛生法で認められています。
ちなみに。
この件についても、業界からの圧力説を主張する専門家がいます。

そんな、いわくつきの『ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)』ですが、世界的に人間用の食品への使用禁止が広まると、『ブチルヒドロキシアニソール(BHA)』が代用で使用されるようになりました。
食品衛生法が適用されないペットフードにも同様の流れが存在し、今現在も平然と使用され続けているのです。

『ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)』や『ブチルヒドロキシアニソール(BHA)』と比べて、さらに毒性が強い化学合成添加物である『エトキシキン』も、ペットフードには使用されています。

日本では、『エトキシキン』が人間用の食品添加物として使用されたことはありません。
農薬としての使用も、厳しく禁止されているものです。
それはひとえに、健康被害を引き起こす、危険極まりない酸化防止剤であるからです。

『エトキシキン』は本来、ゴムの固定剤として開発された薬剤でした。
ですが、使用されてきたその歴史を辿れば、除草剤・殺虫剤としてだけではなく、化学兵器として利用された過去があります。
そうです。
ベトナム戦争の際にアメリカ軍がばら撒いた枯葉剤の酸化防止剤、それが『エトキシキン』です。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉