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ペットフード 30

これまで取り上げてきたように、ペットフードには様々な種類の『添加物』が使用されている実態があります。
そうなると、ペット様の健康を願う飼い主様方にとって悩みの行先は、

「一体全体、どのペットフードを選べばいいのか……」

になると存じます。
ただし、現状、店頭販売されているペットフードには、『添加物』をまったく使用していないものはありません。

たとえとして。
復習になりますが、『動物性油脂』の腐敗・酸化を防ぐためには、酸化防止剤が必ず添加されます。
ならば、

「必須脂肪酸が含まれる『植物性油脂』使用のペットフードにすれば安全だ!」

と結論を急ぐ方がいらっしゃいますが……私は二つ返事で賛同はできません。

確かに、植物油・種子油は酸化を防ぐといわれる天然物質の『ビタミンE』を含んでいます。
変質しにくいという特徴もあるのでもって利便性は高いのですが、『植物性油脂』ならどんなものでも良いというわけではありません。
『動物性油脂』と同様、どんな『植物性油脂』を使用しているのかの明記が曖昧なものは避けるべきです。

また、高温処理や薬品処理で精製された『植物性油脂』は、その製造過程で、せっかくのビタミン類・ミネラル類が失われてしまいます。
なので、結局は酸化防止剤が添加されますし、処理に使われた有害な薬品の残留にも心配が残ります。

保存効果の目的で添加されるビタミン類についても、手放しでの安心は禁物です。
例を上げれば、天然ものに含まれている『ビタミンE』と、抗酸化剤として用いられる『ビタミンE』(人工的に作られた『トコフェロール』)では、身体に与える作用は全く異なるといわれているからです。

ペットフードに使用されている『添加物』の中には、栄養バランスを整えるための『添加物』(ビタミン類・ミネラル類・アミノ酸類など)のように、必ずしも無駄だと切り捨てられないものもあります。

一例としましては、必須アミノ酸とされる『タウリン』についてです。
人間や犬様と違って、猫様は体内で『タウリン』を合成することが得意ではないため、肉や魚などの動物性食物から摂取する必要があり、ペットフードにはその目的を補うために添加されています。
体内で『リノール酸』から『アラキドン酸』を十分に合成することも難しく、やはり、動物性食物から摂取する必要があります。
さらには。
猫様は、『β?カロテン』が含まれている野菜を摂取しても、体内で『ビタミンA』に変換ができません。
なので、『ビタミンA』を含む動物性食物を摂取するしかないのです。

ちなみに。
『タウリン』と『アラキドン酸』は、肉や魚などの動物性食物にしか含まれていないといいます。
そうです。
猫様にとって、動物性食物は不可欠なのです。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉