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ペットフード 32

そもそも『ペットフード公正取引協議会』が採用している基準値は、自身の団体よりも歴史ある『AAFCO』(アメリカ飼料検査官協会)が設定した各栄養素の値をそのまま用いています。
それは、現状のペットフード業界で、ペットフードの栄養基準・原材料・ラベル表示などに関するガイドラインとなっています。

そういった理由で、おそらくは、動物病院・ペットショップなどでも、『総合栄養食』の推奨を行っているはずです。
『ペットフード公正取引協議会』などという御堅い団体名の響きから、無条件に信用をなさっている飼い主様方も多いことでしょう。
私個人としても、確かに、『間食』や『目的食』だけをペット様に与えているよりは、よっぽどマシかとは存じます。

ですが。
『AAFCO』は、ただ単に栄養基準を公開しているだけで、ペットフードの品質検査などは行っていません。
故に、個別のペットフードの審査を行うわけではありません。
あくまで、ペット様に必要な栄養はこの数値であるとの目安基準に過ぎず、それをクリアしたペットフードの製造を提唱しているだけです。
『ペットフード公正取引協議会』もそれに倣っている団体です。

つまりは。
粗悪な原材料を使用していようが、『添加物』を多用していようが、栄養基準値を満たしてさえいれば、『総合栄養食』とのお墨付きを与えてしまうのです。

ですから。
たとえペットフードのパッケージ表示に『ペットフード公正取引協議会』の基準を満たしている『総合栄養食』だと明記されていても、だから完璧だとの考えに私はいたらないというわけです。
『総合栄養食』だからといって、単純に安心感を覚えられないのです。

同時に、共に暮らしているペット様の健康管理は、飼い主である私が責任を持つべきだとの覚悟も持ち合わせています。
だからこそ、今現在も色々な観点から学びを続けていて、だからこそ、ペット様の日々の排泄状態や健康状態の観察に手を抜かず、だからこそ、大手ペットフードメーカーや権威のある団体組織に責任を丸投げするつもりもないのです。

私の中では、『総合栄養食』のお墨付きは、安全を担保してくれる基準ではありません。
端的にいえば、基準をクリアするために作られたペットフードであるとの認識です。

ペット様に、より質の高い食事を与えたければ、『総合栄養食』の表示だけで安心するべきではありません。
そのペットフードが、ペット様の健康を最優先して作られているかも重要な判断基準とするべきです。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉