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ペットフード 36

ペットフード 35』で書いた、『手作り食』派の飼い主様が推奨するメリットの一つ、

・『生食』に含まれる『食物酵素』を、ペット様に与えることができる

については、私個人も、なるほどなと感ずる部分があります。

具体的に申しますと。
そもそも、自然界の動物は加熱調理された食物を摂取しているわけではなく、生の状態での食物を消化・吸収して生きているので、そういった肉類・野菜類・果物類を与えることが生物学的に適正である、という考えを真っ向から否定できないのです。

『食物酵素』は、46℃以上の熱で破壊されてしまうといいます。
ビタミン類・ミネラル類も、熱に対して強くはない栄養素です。
だからこそ、『生食』肯定派は、『食物酵素』・ビタミン類・ミネラル類がそのまま残る、生の状態での食物をペット様に与えることを推奨しているわけです。

『食物酵素』には、タンパク質を分解するぺプチターゼ・脂質を分解するリパーゼ・炭水化物を分解するアミラーゼなどがあります。
それらの働きによって、食物の栄養素が体内に吸収されやすくなり、体内代謝を円滑にしてくれるといいます。

また。
『食物酵素』が不足しているペットフード、とりわけドライフードだと消化・吸収するまでにおよそ半日かかるというので、消化器系にそれだけ負担がかかりやすくなりますが、『食物酵素』によって効果的に分解される『生食』は消化が良いので、消化器系の負担を減らすことができるそうです。
『生食』だと、4?5時間で胃から腸に達した後、すぐにエネルギーに変換できるというメリットは確かに悪くないことだと存じます。

ただ。
『食物酵素』摂取を期待して『生食』を与える場合、デメリットも考慮しなければなりません。

その例として、たとえば肉類でいいますと、購入先の選択肢が多くはない上、コストがかかるという問題があります。
だからといって、近所のスーパーなどで安く購入できる肉類には、『添加物』・抗生物質・成長ホルモン剤などの投与が懸念されますし、野菜類・果物類に至っては残留農薬の心配も残ります。
ネット販売などで安全な肉類を購入したとしても、だいたいが冷凍で届くので、解凍後のドリップが気になる方には心配が絶えないでしょう。

また。
特定部位の生肉を与えるだけでは、『生食』の良さは得られないという指摘もあります。
自然界の動物が狩りで摂取するように、本来ならば、内臓類・血・骨などを丸ごと与えるのが理想だそうですが……それは正直、容易いことではないでしょう。
なので、特定部位の生肉だけで不足する栄養素は、野菜類・果物類が含有する食物繊維・ビタミン類・ミネラル類で補えばよろしいかと存じます。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉