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ペットフード 42

犬様に必要な『必須アミノ酸』は、

・『バリン』
・『ロイシン』
・『イソロイシン』
・『リシン』
・『メチオニン』
・『ヒスチジン』
・『フェニルアラニン』
・『スレオニン』
・『トリプトファン』
・『アルギニン』

の10種類で、猫様に必要な『必須アミノ酸』はそれに、

・『タウリン』

を足した11種類が確認されています。

上記、各『必須アミノ酸』の詳細は以下の通りです。

『バリン』・『ロイシン』・『イソロイシン』は、牛肉・鶏肉・ラム肉などの動物性タンパク質に豊富に含まれていて、主に筋肉の構成・修復・維持のほか、筋肉の分解を抑制する働きをし、シニアペット様の筋肉減少予防にも効果的だそうです。
不足してしまうと、体重減少・筋肉減少・肉球の乾燥などが心配されます。

『リシン』は身体を構成する『タンパク質』の合成に必要で、組織修復や成長に関わる『必須アミノ酸』です。
加熱に弱く不足しやすいので、気をつけたいものの一つです。
大豆などの植物性タンパク質にも含まれていますが量は少ないので、豚モモ肉・鳥胸肉やマグロなどの動物性タンパク質から摂取するようにした方がいいでしょう。
不足してしまうと、体重減少・食欲低下・心臓疾患などの危険があり、子犬様が過剰摂取すると、別の『必須アミノ酸』である『アルギニン』欠乏症を起こしてしまうといわれています。

つぎに。
分子の中に硫黄を含むので含硫アミノ酸とも呼ばれる『メチオニン』は、被毛や皮膚の主成分であるケラチンを作ります。
また、血中コレステロール値を下げたり、活性酸素を取り除いたりする作用があるほか、尿路結石の治療に用いられたりもします。
鶏肉・牛肉をはじめ、カツオ・ブリ・ゴマなど多くの食材に含まれているので比較的摂取しやすいものですが、不足してしまうと、脱毛・被毛状態の悪化・肌荒れ・尿路結石の原因となってしまうので注意が必要です。

『ヒスチジン』は、細胞分裂・免疫機能・神経機能に関係する重要なもので、脂肪細胞の脂肪分解を促進する働きを持っています。
マグロ・カツオ・カジキなどに多く含まれますが、鮮度が悪いとアレルギー性中毒を起こすこともあるそうなので、気をつけて頂ければと存じます。
不足してしまうと、体重減少・拒食の心配があるといいます。

『フェニルアラニン』は脳内で神経伝達物質に変換され、メラニン色素の生成や甲状腺ホルモンの合成に関係する『必須アミノ酸』です。
肉・魚などの動物性タンパクに多く含まれていて、不足してしまうと、体重減少・食欲不振・被毛の脱色・歩行異常・神経症状がみられるといいます。
過剰摂取による血圧上昇にも気をつけたいところです。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉