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ペットフード 48

ペットフード 44』で紹介した通り、『炭水化物』の主要な構成成分は『糖質』と『繊維質』です。
『糖質』については上記同回のブログで触れたので、今回は『繊維質』について綴らせて頂きたいと存じます。

『繊維質』は、野菜・穀類・豆類などに含まれている『不溶性食物繊維』と、海藻・果物などに含まれている『水溶性食物繊維』に分けられます。
どちらも、犬様や猫様が持ち合わせている体内の消化酵素では消化・分解されずに、大腸まで送られます。

『不溶性食物繊維』を摂取した際の具体的な働きは、大腸を刺激して便通を促してくれることです。
『水溶性食物繊維』を摂取した際の具体的な働きは、腸内の善玉菌の活性化を促すほか、コレステロールの吸収を防止してくれることです。二つとも、いわゆる整腸作用の効果が期待できるのです。
ですから、便秘予防・下痢予防の観点からいえば、犬様にも猫様にも、適量の『繊維質』は役立つものだといえます。

とくに猫様の場合は、自身の身体をよく舐めて毛づくろい(グルーミング)をするので、体内に毛玉(抜け毛)が溜まってしまいがちです。
その毛玉(抜け毛)をいつまでも排泄しなかったり吐き出さずに居続けると、毛球症に繋がるおそれがあるので注意が必要です。

ちなみに。
日頃のブラッシング不足・ストレス・吐き出し不足が、毛球症になってしまう主な原因と考えられています。
毛球症になってしまうと、軽度なら毛球除去剤で対処ができますが、それで効果が見られなかったり腸閉塞を引き起こしかねない重篤な症状ですと、開腹手術で毛玉を直接取り出さなければならないので、充分にお気をつけください。

スーパーなどの店頭に赴けば、毛球ケアのキャットフード(ドライタイプですと7%程度以上)も販売されていますが、それには通常のキャットフード(ドライタイプですと2%程度)よりも『繊維質』が多く含まれています。
猫様が下痢の時や、猫様の肥満対策用に動物病院で処方される療法食ですと、20%を超える『繊維質』が含まれているキャットフードもあります。

また。
犬様・猫様共に、シニア期には消化器系の働きが低下するので、『繊維質』の摂取による整腸作用のサポートをすることも無駄ではないと存じます。

食材の例としては、『繊維質』の一つである『ペクチン』を含むリンゴを摂取すれば、先に上げた整腸作用のほかに、腸内の発ガン性物質を吸着して便と共に体外へ排出する働きがある、ともいわれています。
加えて、含まれている『カリウム』による利尿作用で塩分排出に役立ちますし、『ポリフェノール』による抗酸化作用も期待できるので、お試しになるのもよいかと存じます。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉