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ペットフード 54

『脂質』について、ここまで様々な側面を見てきましたが、ペット様の食事に『総合栄養食』をお与えになっている場合は、バランスに気をつけて頂く必要があります。
『総合栄養食』に使用されている原材料の中には、一定量の脂肪や油脂類がすでに添加されているので、それとは別に『脂質』をお与えになると、過剰摂取の危険があるからです。

よくありがちなのは、おやつ類を与えているペット様の肥満問題です。
ペット様がよろこんで食するからといって、『飽和脂肪酸』を多く含むもの(たとえばバター類やラード類など)を与えてばかりいては、健康被害のリスクは高まる一方です。

しつけトレーニングを行っているドッグトレーナーの中には、犬様を留守番させる時の暇つぶし目的や、ご褒美と称してやたらとおやつ類を与えることを推奨するケースが多い実態があります。
その方法論を全否定するつもりはありませんが……全肯定もできません。

確かに、犬様になにかを覚えさせる目的としては、効果を期待できる部分もあろうかと存じます。

しかしながら。
たとえば、ペットショップでよく目にするペースト状のご褒美おやつをはじめ、その他のおやつ類などには、概して、犬様の健康に良いものが使われているわけではありません。
成分を見れば、油分や保存料を多く含んでいることは明白です。

『総合栄養食』以外にそういったおやつ類を与えていれば、それだけ『飽和脂肪酸』を過剰摂取させていることになり、場合によっては、それが原因で犬様が下痢をしてしまうことも考えられます。

最近、CMなどで頻繁に宣伝されている猫様用のチュールについても、私個人的にはお勧めできません。
腎臓系の疾患になりやすい猫様に、適切な食事以外の塩分を余計に与えることはリスクしかありません。
チュールを食している姿を可愛いと煽る演出方法に惑わされて購入し、ご自分と暮らす猫様の健康被害を高める必要性は皆無です。

ペット様に関してプロであるべきペットシッターやドッグトレーナーなどの中には、残念ながら、食についての知識が低レベルな輩が多数存在します。
それ故に、馬鹿の一つ覚えで、

「ご褒美のおやつを与えましょう!」

を連呼し、上記のようなおやつ類を推奨します。
ペット様の食にまつわる健康問題には目もくれず、とにかく、犬様が自分のいうことをきいてくれるようにと??

そういった輩のしつけトレーニングの実績作りのために、健康被害のリスクを高める可能性があるおやつ類をペット様に与え続けるべきなのか??
勝手ながら、飼い主様方の賢明なご判断を希望致します。

重要なのは犬様の健康であり、おやつではなくコミュニケーションの取り方です。
可愛さを求めるだけの目的で、猫様の健康にまったくもって不必要なチュールを与えることではありません。

日々の健康。
それは、毎日口にする食材に、良くも悪くも影響を受けます。
ならば、あなた様方と暮らすペット様が、どうぞ良き影響に恵まれますように??

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉