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ペットフード 56

ペットフード 55』にも書かせて頂いたように、『ビタミン』には水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンがあります。
そのうち、脂溶性ビタミンに分類される『ビタミンA(レチノール・カロテン)』は、厳密にいうと二種類存在します。

その一つ、化学名で(レチノール)と呼ばれる『ビタミンA』は、肉・魚・卵などの動物性食品にだけ含まれるものです。

もう一つは、緑黄色野菜などに含まれる(カロテン)です。
(カロテン)を摂取すると、体内合成で『ビタミンA』に変化し、それと同様の効果が得られます。

さらに、(カロテン)には、(α-カロテン)・(β-カロテン)・(γ-カロテン)という三つの種類があります。
私たち人間と犬様は、それらの一つである(β-カロテン)が含まれている緑黄色野菜を摂取すると、体内で『ビタミンA』に変換することができます。

しかしながら、猫様が緑黄色野菜を摂取しても、それはかないません。
体内で(β-カロテン)から『ビタミンA』を合成する過程に必要な酵素を、猫様は持ち合わせていないからです。

だからといって、猫様に『ビタミンA』が不必要だというわけではありません。
猫様の場合には、『ビタミンA』が含まれている肉や魚といった動物性食品を食することにより、直接的に摂取することが必須なのです。

『ビタミンA(レチノール・カロテン)』は熱に強いわけではないため、酸化・乾燥・高温で壊れやすいという性質を持っています。
それでも、ペット様の健康促進が期待できるの栄養素なので、効率良く摂取することが望まれます。

たとえばその働きは、ペット様の目に関係することです。
『ビタミンA』は視細胞に欠かすことのできない網膜色素の構成成分となり、とりわけ、正常な暗順応を保つために必要だといわれています。
また、視覚低下の予防にも役立ち、目を保護する効果も存在します。

加え、ペット様の皮膚と被毛にも関与していて、表皮細胞の成長や皮脂の調節に必要な栄養素だともいわれています。
『亜鉛』・『メチオニン』・『シスチン』などの含硫アミノ酸と相乗的な働きをし、フケの抑制・脂漏症の解消を助けるなどの効果が実証されています。

ペット様の妊娠期には、母体自身もさることながら、胎児の胚の成長のためにも、『ビタミンA』は欠かすことができないものだと認められています。

ほかにも、歯や骨の成長・免疫力を高める働き・粘膜上皮細胞の保護・抗病性促進・成長促進などの効果が謳われています。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉