新着情報

ペットフード 67

『ビタミンK』の摂取不足についてですが、『ペットフード 65』で前述した通り、健康な犬様や猫様であれば腸内細菌によって自らの体内で合成することができるので、欠乏状態になることはあまり無いといわれています。

ただし、腸内細菌の働きがまだ充分に発達していない若年ペット様や、大腸疾患や肝臓障害を患っているペット様、長期間に渡って抗生物質を投与し続けているペット様は、『ビタミンK』が欠乏しやすいそうです。

欠乏時の症状としましては、血液凝固の障害が起こるといいます。
それにより、消化管・鼻・脳・粘膜・皮膚などから出血が起こってしまいます。
その出血は微量とはいえ、長引けば貧血の原因となりますし、それに伴う赤血球の減少も危惧されます。

ほかにも、肝障害のリスクを高めてしまったり、アオアザができやすくなったり、骨が弱くなってしまうなどの健康被害が懸念されますので、『ビタミンK』の摂取不足にはお気をつけください。

最後に、ペット様へ納豆を与えることについて書かせて頂きます。

納豆の主な栄養素は『タンパク質』・『脂質』ですが、『ビタミンK』も含まれていますし、生きた酵素による整腸作用も期待できます。
納豆にはほかにも、『ビタミンB2』・『ビタミンB5(パンテノン酸)』・『葉酸』・『食物繊維』や、『マグネシウム』・『カリウム』などの『ミネラル』分も豊富に含まれています。

それらは犬様の健康に役立つ栄養素なので、与えることに害はありません。

また、納豆の成分の一つである『ナットウキナーゼ』の働き(血液をさらさらにして血栓の形成を防ぐなど)は、私たち人間と同様、犬様にも効果があるといわれています。

以上の理由から、犬様に納豆を与えることにはメリットがありますが、その際には、

・大豆アレルギーがある犬様に食べさせないのはもちろんのこと、はじめて与える際は少量にし、様子をみる
・細かく刻んで与える
・タレやカラシ、ネギなどの薬味は混ぜない
・納豆は発酵食品なので食べ過ぎると腸にガスがたまる上、食物繊維の働きで軟便または下痢を起こす可能性があるので、大量に与えない

などの注意が必要です。

では。
猫様に納豆はどうかというと、摂取による効能や与える際の注意点は犬様と同じです。
ですが、猫様の場合は、『ミネラル』分の過剰摂取によって結石になりやすくなる危険性があるので、ほどほどにした方がよろしいかと存じます。

さらに、納豆を食したあとの毛づくろい(グルーミング)で身体に臭いがついたり、べとついてしまうことも容易に想像ができます。
なので、歯磨き習慣がない場合は、猫様が水を飲むことで口内をすすげるように、新鮮な水の用意もお忘れにならないで頂ければと存じます。

ちなみに。
『ナットウキナーゼ』は常温の方が活発に働くことと、加熱により破壊されてしまうことも覚えておいて損はないでしょう。
それを加味した上で、納豆を与える際には、ヨーグルトと混ぜ合わせる一手間を加えるのもおすすめです。
納豆に含まれる菌には、乳酸菌の働きを助ける作用があるからです。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉