新着情報

ペットフード 70

『ビタミンB1(チアミン)』が含まれているバナナをペット様に与えることについてですが、メリットとデメリットがあることを是非とも知っておいて頂きたいと存じます。

犬様の場合は、大方の場合、バナナの甘みを好むケースが少なくありません。

バナナには『ビタミンB1(チアミン)』のほかにも、『ビタミンB2(リボフラビン)』・『ビタミンB6(ピリドキシン)』・『ビタミンC(アスコルビン酸)』などのビタミン類が豊富です。
加えて、『カリウム』・『マグネシウム』などといったミネラル類も含まれていますので、犬様に摂取させるメリットはあるといえます。

具体的には、バナナに含まれる良質な『食物繊維』と『フラクトオリゴ糖』が、犬様の便秘の予防に繋がります。
とくに最近では、バナナに含まれる『フラクトオリゴ糖』が、腸内の善玉菌やビフィズス菌を増やすとの研究結果がでたので、その注目度は上がっています。
いうに及ばず、腸内環境が整っていると免疫力アップにも期待がもてるので、それも影響しているのかもしれません。

私たち人間でも、運動をする前に摂取する方々が多いように、エネルギー源としても、バナナは優れています。
バナナが含有しているブドウ糖は、摂取後、速やかにエネルギーにかわります。
また、同じく含有している果糖・ショ糖は、ゆっくりとエネルギーにかわります。

よって、犬様にバナナをお与えになる際は、散歩や運動前が良いタイミングといえるでしょう。
病み上がりや、夏バテなどで食欲がない時の栄養補給としても、向いている食べ物だといえそうです。

以上の理由から、健康被害が懸念される粗悪なおやつや添加物まみれのそれよりも、栄養バランスの取れたバナナの方が安心安全で最適なのは間違いありません。

ただし。
バナナを犬様にお与えになる際は、その量にお気をつけください。

バナナ1本分(約100g)のカロリーは、およそ84kcalです。
お茶碗1杯分の白米(約150g)のカロリーは、およそ252kcalといいますから、バナナは確かに、摂取できる栄養素の割にはカロリーが少ない食べ物です。

だからといって、過剰に食べればやはり肥満の原因になります。
ですので、主食を含めた1日の摂取カロリーと1日の運動量を計算して、あくまで、適量なおやつ程度にお与えになるのがよろしいかと存じます。

バナナの皮は消化によくないので必ず剥くことと、初めてお与えになる際は少量ずつにして、便の状態を含めた犬様の様子をみることもお忘れなきようにお願い申し上げます。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉