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ペットフード 73

続きましては、『ビタミンB2(リボフラビン)』について綴らせて頂きます。

『ビタミンB2(リボフラビン)』は、『炭水化物』・『タンパク質』・『脂質』を分解して利用する酵素の働きを助け、主に代謝に関わるビタミンです。
その中でも、とくに『脂質』の燃焼に深い関わりをもち、過酸化脂質の防止にも関与しているので、肥満予防や糖尿病予防に効果的だといわれています。

摂取することで期待できる体内作用は、ほかにも様々あります。
たとえば、

・細胞の再生
・エネルギーの代謝促進
・皮膚粘膜の健康維持
・被毛の質を高める
・爪の生成
・口腔内の粘膜保護
・赤血球の形成
・抗体の生産
・白内障などの眼病予防

などがあります。

また、『ビタミンB2(リボフラビン)』は健全な成長促進や筋肉の発育促進にも欠かせない栄養素なので、成長期のペット様には充分に摂取させるべきものです。

『ビタミンB2(リボフラビン)』が含まれている食品は、

・レバー
・卵
・納豆
・海藻
・乳製品類
・魚介類
・豆類
・緑色葉野菜類

などです。

『ビタミンB2(リボフラビン)』は、『ビタミンB1(チアミン)』と同じ水溶性ビタミンに分類されるビタミンです。
ですので、解凍時や水洗い時の損失は免れませんし、加熱によって分解しやすい特徴をもっています。
故に、手作り食でお与えになる際は、茹で汁ごと食べられるようなメニューになさるとよろしいかと存じます。

加えまして。
『ビタミンB2(リボフラビン)』は光に弱い特徴もあるので、光を遮る容器での保存が適しています。

過剰摂取による健康被害についてですが、『ビタミンB2(リボフラビン)』の余剰分は尿と共に体外へ排出されますので、心配はないとされています。

一方。
私たち人間でも、『ビタミンB2(リボフラビン)』が不足するとニキビ・肌あれ・口内炎などの症状がでるように、犬様・猫様においても健康被害のリスクが存在します。

その一例としましては、

・頭部や耳周辺の脱毛
・皮膚炎
・口内炎
・口角炎
・舌のただれ
・結膜炎
・角膜血管新生
・白内障
・光線過敏症
・食欲減退
・嘔吐
・体重減少
・発育不良
・運動機能障害
・『脂質』代謝の異常
・脂肪肝
・繁殖障害
・睾丸萎縮(オスの猫様)

などが懸念されるといいます。

さらに。
猫様の場合はリスクが低いそうですが、犬様の場合は極度に筋肉が衰えて衰弱症候群や昏睡がおこり、最悪のケースでは死に至る危険性が指摘されていますので、『ビタミンB2(リボフラビン)』の不足にはくれぐれもご注意ください。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉