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ペットフード 78

『ビタミンH』とも呼ばれる『ビオチン』は、水溶性ビタミンに分類されます。

私たち人間も含め、動物全般に欠かすことのできない栄養素である『ビオチン』の体内作用は、

・アミノ酸の代謝
・グルコースの代謝
・脂肪酸の代謝
・『タンパク質』の合成
・エネルギーの貯蔵
・健康な被毛の維持
・健康な皮膚の維持
・粘膜の健康に関与
・神経系機能の正常維持
・ヒスタミン生成の阻止
・皮膚の乾燥抑制
・脱毛の抑制

などといわれています。

猫様は『ビオチン』を体内生成できないために食事からの摂取が必須ですが、犬様は腸内細菌の働きによって『ビオチン』を体内生成できるそうです。
しかしながら、抗生物質を服用・投与している最中には、猫様同様に食事から摂取する必要があります。

『ビオチン』は、自然界の食物の大半に存在するといいます。
その中でも、多く含まれている食品は、

・牛レバー
・卵
・鮭
・乾燥大豆
・玄米
・ごま
・小麦胚芽
 
などです。

ちなみに。
先ほど書いたように、犬様は『ビオチン』を腸内で生成できるので、整腸作用が期待できる食物繊維や善玉菌、抗炎症作用が期待できる『ビタミンC』・『ビタミンE』・『βカロテン』などと一緒に摂取することによって、より効果が望めるそうです。

さらには。
アレルギー持ちの犬様に関する研究の一つに、興味深い結果がでたとの報告もあります。
それはなにかと申しますと、毎日の『ビオチン』摂取により、アレルギーが原因の皮膚炎(乾燥・痒みなど)が軽減された、というものです。

皮膚炎の原因は、細菌感染・寄生虫などいくつかありますが、免疫力が低下している状態ですと、アレルギー発症のリスクは高まります。
ですから、皮膚炎にも効果が期待できる『ビオチン』の摂取は、尚更に重要といえます。

『ビオチン』の摂取不足による欠乏症としましては、

・食欲不振
・体重減少
・皮膚炎
・脱毛症
・口や目の分泌物減少
・被毛色素の減少
・悪臭を伴う便
・毛並み悪化
・麻痺
・紅斑
・胎児の成長異常

などが心配されます。

また。
生卵の卵白に含まれる成分の『アビシン』は、腸内で『ビオチン』と結合するといいます。
そうすると、『アビシン』の吸収を妨げてしまい、ひいては『ビオチン』の欠乏症になってしまう危険も指摘されているので、注意が必要です。

もう一つ。
生卵の卵白には、『タンパク質』の吸収を阻害する『オボムコイド』も存在します。

とはいえ。
卵白が固まるまで加熱をすれば、それらの害は心配なくなるので、ペット様に卵をお与えになる場合は、加熱をお忘れなきようお願い申し上げます。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉