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ミニチュアホース様の逸走 3

そもそも。
今回の騒動を起こしたペットショップ側はなぜ、ミニチュアホース様を逃がしてしまったのか――

その徹底した検証無くして、再発防止リスクは期待できない。

同ペットショップ関係者の証言によれば、当該ミニチュアホース様は『温厚な性格で、普段から来店者との触れ合い機会が多かった』という。
それはまさしく、来店者の購買意欲を煽るための見え透いた手段であろうが、当該ミニチュアホース様にとってストレスを抱える原因となってはいなかったのか。

『店内の檻に入れていたが、午後6時頃にいなくなっていることに気づいた』という店員の言葉にも驚くばかりだ。
『何らかの理由で檻の二重ロックが外れた』という言い訳は、責任逃れのなにものでもない。

仮に、来店者の誰かのいたずらで、ロックが外されていたとしよう。
だが、それ自体にも管理不行き届きという問題が浮上する。

いずれにしても。
いたずらされた、もしくは逃げたことに気づいていないということは、スタッフがその程度の危機管理意識しか持ち合わせていない証拠だ。
そうなると、遅かれ早かれ起こるべくして起こった騒動なので、私としては同情の余地はない。

付け加えれば、そういったスタッフが管理している販売用のペット様たちは、普段、どんなお世話をされているのか。
先天性の病気を抱えているかもしれないことや、ちょっとした体調不良に気づかず(もしくは気づいていても)、平気で販売しているのではないかとさえ勘ぐってしまう。

私はこれまで、動物病院・トリミングサロン・ペットホテル・ペットシッターなどが、お預りのペット様を逃がしたケースの捜索に携わってきた。
動物愛を高らかに謳う動物愛護団体が、収容施設から引き出してきた犬様や猫様を逃がし、その捜索依頼を引き受けたこともある。
その数は、一つや二つではない。

そのすべてにいえるのが、”自分は動物相手のプロ”だという慢心と油断が招いた逸走事故であるということだ。
その上、飼い主様への報告義務を渋り、評判の失墜ばかりを気にして隠ぺい願いまで告げてくる始末。
まったくもって、腹立たしく残念な”プロ”たちである。

今一度、『ミニチュアホース様の逸走 2』でも紹介した、同ペットショップのホームページにある『ペット探偵』欄の謳い文句を下記に載せておく。

・経験豊富なスタッフによる高い発見率!
・信頼
・実績
・ベテランスタッフ総力を挙げて捜索します
・一刻も早い対応がカギです! 迷わずご連絡ください

これらの謳い文句にウソがないのならば、ミニチュアホース様の逸走に気づいた時点で、自ら警察関係および行政機関に速やかな報告を行っていたのだろうか。
それらも含めて、今回の騒動の真実は、当該ミニチュアホース様とペットショップの店員のみぞ知るところだ。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉