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人とペット様の災害対策ガイドライン 6

過去ブログ『人とペット様の災害対策ガイドライン 5』の文中に借りた、当該ガイドラインに明記された言葉の中でとくに注目し、肝に銘じなければならない箇所は、

『飼い主が自らの責任の下、災害を乗り越えてペットを適切に飼養し続けること』

についてであると私は考えるわけだが、それはなぜか――
一連の文中にも明記されている通り、災害時に自治体が行うペット様対策の目的は、あくまでも、ペット様を”適正飼養”している飼い主様への支援にほかならないからだ。
つまりは、ペット様を適正飼養できていることが前提となっていて、いいかえれば、災害時のペット様の命運はすべて飼い主様にかかっている。

では、”適正飼養”とは、どういった意味なのか――
当該ガイドラインの定義は、以下である。

『適正飼養という言葉には幅広い意味があるが、通常、人間社会の中でペットを飼う際に最も重要となるのは、ペットを飼うことが他人の迷惑にならないようにすることである。
特に大勢の避難者が共に生活することを強いられる災害時には、この観点からの適正飼養が重要なものとなるが、その実現には、平常時からのペットの十分なしつけや準備が必要である。
またペットの飼養者は、ペットの健康と安全を守る責務も負う。
この観点からの適正飼養とは、それぞれのペットの習性などを踏まえた、ペットの健康や正常な行動のための適切な飼養をいうが、災害時には、人の健康維持に必要な環境さえ期待できない状況のなかで、ペットの飼養のために必要十分な環境を整えることは難しい。
したがってペットの飼養者は、他人に迷惑がかからない状況の確保を常に考えながら、ペット自体の健康と安全が確保できるように努める必要がある』

この定義に目を通した結果、過去ブログ『人とペット様の災害対策ガイドライン 1』に綴ったような懸念を、私は抱いたわけである。

もし、たった今災害が起こった場合――

かなしいかな、避難所内で無事に過ごせるペット様の数は極めて少ないであろう。
ストレスによる食欲低下・無駄吠え・脱毛・下痢・便秘・嘔吐などをしてしまうペット様が多いであろうことは容易に想像がつく。
その中には、メビー・ラックでお世話を承ったことがあるペット様方も、そうではないペット様方(たとえば、街で出会うペット様や動物病院で待っている間に目にするペット様方など)も含まれる。
彼らペット様の行動を入念に観察し、各々の飼い主様方の行動・思考・性格などを考察するに、残念ながら、避難所での大小様々なトラブル発生は免れそうにない。

各々のペット様方や飼い主様方のことが心配が故に、あえて厳しい言い方をすれば――
これは、ひとえに、各々の飼い主様方が、彼らペット様方に対する”適正飼養”に関して充分な備えをしていないせいである。
万が一への備えについてはまたべつの回のブログで詳しく触れるつもりだが、飼い主様方においては、是非とも、”適正飼養”に関して充分な備えをして頂くことをお願いしたい。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉