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出逢うべくして出逢う 1

偶然なのか、必然なのか――
誰であっても、そんなことを考える場面に直面したことがあるだろう。

生涯に何度か訪れるそれは、決して、”うれしい”や”たのしい”、”愛おしい”や”感謝”などといった感情への導きだけを約束してくれるわけではない。
”かなしい”や”さみしい”、”後悔”や”懺悔”などといった感情に沈むことを、どうあがいても避けられない場合だってある。

時によっては、誰かとの”出逢い”や”別れ”が、その後に続く人生すら左右しかねない。
その誰かというのが、生涯に渡っての付き合いとなる大切な存在ともなれば、なおさらであろう。

私たち人間が、大切な存在との間に起こった”出逢い”や”別れ”に特別な意味を感じるのは、遠い昔から今も変わらない。
この世にカタチとして在る万物には永遠が保障されていないからこそ、先人を含めた私たち人間は、様々な出来事を通しての学びという経験を繰り返している。

学びの経験をさせてもらえる相手は、なにも人間だけに限らない。
犬様・猫様をはじめとするペット様や野生動物様たちであっても、彼らとの”出逢い”や”別れ”に特別な意味を感じるし、そのほかにも実に多くの学びを経験させてもらえるのは揺るがない事実だ。

”別れ”に伴って抱く感情の度合いは、単に、共に過ごした時間の長短だけで計れない。
たとえ、ごくわずかな時間しか共に生きることがかなわなかった相手であっても、”別れ”に伴って抱く感情が短期間で癒され、自然と忘却の彼方に消えるわけではないと、私は考える。

なぜならば。
出逢うべくして出逢う相手とは、今世だけの御縁で結ばれたわけではない、と信じるからだ。

そういった相手とは遠い昔にも出逢っていて、なにかしらの因縁を派生させたまま”別れ”の時を迎えていたのだとしたら……。
そんなふうに考えると、すべてての”出逢い”は意味深く、すべてての”別れ”もまた意味深いと感じざるを得ない。

互いの関係性において派生した因縁には、もちろん、ポジティブなものがあるだろうし、ネガティブなものもあるだろう。
仮に、だ。
ネガティブな意味で派生したままの因縁を解消するために、今再び、その相手との”出逢い”の機会に恵まれたのだとしたら……今世こそ、その因縁の解消を果たしたいものである。

また。
ポジティブな因縁についていえば、もっともっと良好なものに発展させられる機会だと捉え、その相手との”出逢い”に、今再びの感謝を贈り、捧げたいと願う自分がいる。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉