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動物の感染症 10

日常生活を送る上で、免疫力を高める効果に期待できる暮らし方についてのもう一つは、ストレスを溜めないこと、である。
そうはいっても、だ。
現実として、私たち人間の場合も、ストレスを溜めないで社会生活を送るのはなかなか難しい。
人間関係の悩み・睡眠不足や暴飲暴食などの不規則な生活習慣がその顕著な例であろうが、それらを改善した方が良いと分かっていたとしても、実践が伴わないままの毎日を過ごしている方々が多いだろう。

それでも。
たとえば趣味に没頭したり、どこかへ出掛けたり、マッサージを受けたりなどを通し、私たち人間は自ら行動を起こしてストレスを発散することが可能である。

翻って、ペット様たちに関しては、そうはいかない。
すべてを、飼い主様方に委ねるしかないからである。
ストレス発散の意味合いから、家具やなにかに噛みついたり引っ掻いたりなどすれば、忽ちにして、

「コラッ! イタズラしないで!」

と飼い主様に怒られてしまう。

ペット様からしてみれば、

”もっと運動したい!”
”もっと遊んでほしい!”
”暑すぎる!”
”寒すぎる!”
”トイレが汚いままはイヤ!”
”オシッコ・ウンチがしたい!”
”お腹が減った!”
”喉が渇いた!”
”ケージの中にばっかり居たくない!”
”一人での留守番が長すぎてつまらない!”

などと思うことは当然なのに、だ。

こんなふうに、ご自分のペット様が上記のようなことを思っていることを、いちいち私が指摘しなくても、飼い主様方はおそらくご承知のはずだ。
にもかかわらず、改善の手立てを模索することなく(中には、改善の方法が分かっていたとしても見て見ぬふりしていたり、ご自分都合の言い訳を並べたりして)放置を続けているのだとしたら、決して褒められたものではない。
現状の健康状態・種別・年齢・性別・性格・避妊去勢の有無・飼育環境・食事や水分摂取量・睡眠量などを考慮した、各ペット様に適した生活を、直ちに提供してあげるべきである。

たとえば。
ペット様とのコミュニケーション時間が足りていないなら適切に満たしてあげるべきだし、もはやトレーニングが必要なほどの域に達しているならば、速やかにプロに任せるべきである。
もしも、精神的なものまで患ってしまっている可能性があるならば、獣医の診察を受けるべきなのはいうまでもない。

ストレスを極力溜めずに、ペット様が安心・安全・清潔な暮らしを送ることができるかどうかは、すべて飼い主様の意思・選択・行動力・責任・誠意・愛情の深さにかかっているのを、今一度考えて頂くことを強く強く願う。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉