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動物の感染症 19

それ事態を否定するつもりは毛頭ないが、様々な分野で目覚ましい発展を遂げている現代社会では、生活や価値観の多様化が目まぐるしく進んでいる。
その影響は”動物由来感染症”の広がりにも波及していて、近年急速に増えつつある、エキゾチックアニマルのペット化も無視できない問題となってきた。
実際のところ、私たちメビー・ラックでお世話を承っているペット様の中でも、エキゾチックアニマルに類するペット様が増えてきている。

エキゾチックアニマルをペット化するその傾向に対しては様々な意見が存在するが、私としては、多様化を声高に主張することの一環でエキゾチックアニマルをペット化する風潮に関して、いささかの懸念を抱いている。

そもそも。
エキゾチックアニマルとは、どんな動物のことを指すのかというと――
実のところ、明確な定義はない。

・ハムスター
・トカゲ
・ヘビ
・イグアナ
・カメ
・フェレット
・ハリネズミ
・プレーリードッグ
・カワウソ
・フェネック
・カコミスル
・コモンマーモセット
・ピグミーマーモセット
・スローロリス
・フクロモモンガ
・スナネズミ
・ミーアキャット
・フクロウ

上記に書いたのはほんの一例だが、ペット様に携わる業界(動物病院・ペットショップなど)においては、要するに犬様と猫様以外のペット様のことを総称してエキゾチックアニマルと呼んでいる。

さて。
上記の動物たちをペット化することについて、当ブログ読者の方々はどういう感想をお持ちになるであろうか。

前述した通り、私自身は、エキゾチックアニマルをペット化する風潮に対して懸念を抱いている。
それはなぜか――
一番の理由は、エキゾチックアニマルに関する生態知識に関して、現状ではまだまだ分からないことが多いからだ。
それはなにも、エキゾチックアニマルを実際に飼い始めた飼い主様だけに限らない。
動物病院一つとっても、エキゾチックアニマルを専門にしているところが少ないという事実がある。

加えて、だ。
私たち人間と一つ屋根の下で共に生活することに関しても、犬様や猫様と比べると、エキゾチックアニマルは極めて歴史が浅い。
それはつまり、解明されていない生態や病気が多いことを意味している。
これまでに知られていない未知の感染症も含め、エキゾチックアニマルがどのような感染症を持っているのか、そのすべてが解明されているわけではない以上、用心は必須であろう。

エキゾチックアニマルとは比較にならないほどの長い期間、犬様や猫様は私たち人間と暮らしてきた。
そんな犬様や猫様からでさえ、ややもすると、私たち人間に感染症がうつることがある。
その観点からいえば、エキゾチックアニマルからうつるかもしれない感染症の危険性については、決して楽観視できないはずだ。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉