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動物の感染症 3

感染症の特徴として怖いのは、いわずもがな、動物同士や動物と人間同士で伝染することである。
感染症を引き起こす病原体の種類としては例えば以下のようなものがあり、その大きさは、下記の順で小さいものとなる。

寄生虫

真菌

細菌

ウイルス

伝達性タンパク質

伝達性タンパク質が原因となったもので広く世間に知られているものとしては、狂牛病だ。

ちなみに、講師である宇根有美教授がいうには、ウイルスに対する薬は、現状少ないらしい。
ただ、動物と病原体の関係に関して知っておけば、いたずらに絶望する必要はないともいえる。
というのは、病原体に比べて、動物の抵抗力が相対的/絶対的に強ければ、感染は成立しない(病気にならない)からだ。

逆に、動物の抵抗性が弱っていて感受性が高い場合は危険性が増す。
高病原性の病原体の場合も然りで、それが動物の体内に侵入してしまえば、定着→増殖→発症という流れになってしまう。
要するに、動物が持つ免疫力が病原体よりも強い場合と均衡状態を保っていられる場合は発症することはないのだから、私たち人間もペット様も、日頃から免疫力が弱くならないような生活習慣(適度な運動・適度な食事・適度な睡眠など)を送ることが重要なわけだ。

このことについて私見を述べさせて頂くと、メビー・ラックでお世話を承るペット様たちに圧倒的に不足しているのは、適度な運動である。
一般的な家庭で飼われている犬様であれば、お散歩が日頃の運動代わりになるのだろうが、私たちお世話のプロの目から見るに、はっきりいって、運動量が満たされている犬様が少なすぎる。
年齢が若いわりに、体力がない犬様が多い。
もちろんそれだけが原因ではないが、体力がない犬様ほど、よく体調を崩している印象がある。

これまでのブログでも何度か申し上げている通り、適度な運動量には個体差があるわけだが、それは必ずしも一日のお散歩時間と比例しない。
お散歩時間の長さよりもお散歩の質に目を向けるべきだし、お散歩だけではなく、室内での運動も考慮してあげるべきだ。

そのようなことに気づいていても、ご自分の用事を優先して目を背け続ける飼い主様は少なくない。
結果、運動不足のストレスによって吠え癖や噛み癖が悪化してしまったり、免疫力が低下してしまう犬様は、完全に被害者といえる。
にもかかわらず、

「うちの子は問題行動を起こす悪い犬」
「以前は散歩中に歩かなくなることはなかったし、大人しくていい子だったのに……」

などと吐き出す飼い主様が減らない現状に、私は心を痛めるばかりだ。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉