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動物の感染症 5

過去ブログ『動物の感染症 4』で書いたが、猫様も犬様も運動不足はストレスになるので、それぞれの年齢や個体差にあった適正な運動量を満たしてあげる必要がある。
運動不足による肥満は、免疫力低下の一因となるからだ。
私たち人間も、健康維持のためには肥満は大敵で、免疫力を高めておくことが大切だといわれている。

ちなみに。
猫様も犬様も私たち人間も、その体には、体のコンディションを一定に整える機能である”ホメオスタシス”が備わっている。
具体的にいうと、体温・血圧などの生理機能を、常に一定に保つようにする働きだ。
その働きのおかげで、免疫力を維持していられる。
つまり、”ホメオスタシス”は生命維持に欠かせない働きを担っているわけだ。

では、免疫力とはなんなのか――
端的にいうと、外部から病原体が体に侵入してきた際や、体内に有害な物質が存在する場合に、それらを排除する能力のことをいう。
具体例の一つとして。
ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入してきた際や、”ホメオスタシス”の働きを阻害するガン細胞などが体内に存在する場合に、白血球の力を用いてそれらを排除することが挙げられる。
排除する働きが活性状態であることを、免疫力が高い状態という。

逆に、免疫力が低下してしまうと、どうなるか――
免疫力の低下に伴って抵抗力が弱まってしまうため、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入してきた際に対抗することができず、感染症を発症しやすくなってしまう。
さらには、体に有害なガン細胞なども容易に増殖してしまう。
そうして、やがては死に至ってしまうわけだ。

ところで。
ご存じの方もいらっしゃると思うが、実のところ、体の中では、毎日一定の割合でガン細胞が作られている。
しかしながら、免疫力の働きによって、ガンを発症することはない。
ただし、免疫力が低下した状態だと、ガン細胞を制御できなくなり、最終的にはガンを発症してしまう危険性が高まる。
さらには、免疫力が低下していると、発症したガンの進行も抑えることができなくなる。
なので、免疫力を高く保つことはとても重要であるといえよう。

誤解なきように記しておくが、病原体の中には、いくら免疫力が高い状態であっても体内に侵入し、増殖してしまうものもある。
免疫力を高めておくだけですべての病気の発症を防げるわけではないし、必ずガンが治るわけでもない。
故に、医師や獣医師による適切な診察・治療を怠るべきではないし、たとえば免疫力を高めるサプリメントなどを盲目的に信用するのも考えものだ。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉