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動物の感染症 7

肥満も、免疫力低下の要因となる。
肥満状態になると体の代謝に悪影響を与え、慢性炎症と呼ばれる炎症反応が過剰に発生してしまう。
”ホメオスタシス”が正常に機能している健康体であれば、慢性炎症が発生しても適切に対処してくれるので、さほどの問題とならない。
だが、肥満状態だと、過剰な慢性炎症に対処しきれなくなり、やがては”ホメオスタシス”の破綻に繋がってしまう。
結果、免疫システムに異常を来たしてしまうわけである。

余談だが、お世話を承るペット様の中には、明らかなる肥満状態の子たちがいる。
私たちはそのようなペット様の健康状態を危惧し、事あるごとに、肥満状態解消に向けてのアドバイスを飼い主様に差し上げる。
だが……。
多くの飼い主様方は肥満状態を甘く考えていて、『欲しがるから、ついついあげちゃう』と口を揃えていい、必要以上のエサやおやつをペット様に与える習慣を止めようとしない。

加えて、そのような飼い主様方は、ペット様に適切な運動をさせていない場合がほとんどだ。
犬様をお散歩に連れて行かないことが多い傾向にあるし、猫様と一緒に遊ぶ時間を作らなくなっている節がある。
要するに、当該飼い主様の怠慢が招いた結果だ。
ちなみに、ペット様を肥満状態にさせてしまっている飼い主様ほど、ご自身の健康管理にも甘いことが少なくない。
現代医療では肥満は立派な病気として考えられているので、ペット様のためにもご自身のためにも、健康にはくれぐれもお気をつけ願うばかりだ。

運動不足は、肥満を引き起こすだけに止まらない。
免疫システムは、筋肉にも大いに関わっているからである。
運動不足で筋肉が低下してしまうと、代謝と共に血行が悪くなる。
その結果、体温が下がるので、免疫力が低下してしまう。

免疫力の低下を防ぐには、食事にも気を遣うべきであろう。
一般的に、加工食品の類は、自然食品と比べて、慢性炎症・糖化・酸化などの代謝反応を引き起こすといわれている。
だからといって、免疫力に関係する”ホメオスタシス”の働きに異常がない(正常に作用している)健康体であれば、慢性炎症・糖化・酸化などの代謝反応について、過度に恐れる必要はない。
深刻な問題に発展する前に処理してくれるからだ。

だがしかし。
免疫力が低下した状態だと、自身での処理能力が落ちてしまう。
そのせいで過剰な炎症や酸化が起こった場合、肥満と同様に、免疫システムも異常を起こして免疫力が低下してしまうという。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉