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”巡る”・”恵まれる”・”繋がる” 2

過去ブログ『”巡る”・”恵まれる”・”繋がる” 1』の文末で述べたが――
今回のシリーズで私が綴ろうとしているブログ内容は、”今のあなた”に対しても、”これからのあなた”に対しても、ポジティブな意味合いで影響を与えることになると思う。

とはいえ、読者の方々には大仰に捉えてほしくはない。
いつものブログ内容と変わらず、私の実体験に基づく物語を綴っていくだけだからだ。

であるからして。
読者の方々においても、いつものように適当に目を通して頂き、いつものように適当な感想を持って頂ければ幸いだ。
読後、あなたが抱いたその感想を、あなたの人生の中でどう活かそうが、それはあなたの自由である。
私を含め、何人たりとも、あなたの自由を侵害する権利はないのだから、なにかを強制される怖れを抱く必要もない。

では。
前段はさておき、早速、物語を綴っていこうと思う。

「この季節にしちゃ、今日の日差しは暖かいねえ」

目を細めて空を見上げながら、岡村は言った。

メビー・ラックの代表である岡村と私は、その時、店舗内3階の犬様専用フロアに居た。
岡村は窓際に立ち、束の間の静けさに一息つきながら、降り注ぐ日差しの温もりに身を任せている。

その姿を何気なく見ると、岡村は視線を空に向けたまま、私に訊ねてきた。

「今、何時?」

店舗内の時計を確認すると、その針は、ちょうど正午を超えたところだった。
私がそれを告げると、岡村はやけに貧弱な声を漏らした。

「はああ……」
「なに?」
「いやあ……」
「だから、なに?」
「通りで、お腹が減ったわけだなと……」

この日、宿泊していた犬様たちは、早朝からの送迎に始まり、全員が午前中に帰宅を終えていた。
とはいっても、午後と夕方にはべつの犬様たちが来店予定であるし、4階の猫様専用フロアには3匹が滞在中だ。
その3匹のお世話は今、べつのスタッフが担っていて、私と岡村は犬様専用フロアの掃除をしていた。
かくして、掃除が一段落した際に、岡村が冒頭の言葉を喋ったのである。

岡村という人間はとにかく食事を重要視していて、それは、スタッフ全員が承知している。
作業に支障を来たすことはないが、空腹になってしまうと、岡村はあからさまにエネルギー不足に陥ってしまう。
反対に、お腹を満たせば、抜群の活動力を発揮する。
実に分かりやす体質なのである。

それはそれとして、だ。
この日は早朝から忙しさが続いていたので、私としても、空腹によるエネルギー不足を実感している時間帯であった。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉