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平成28年度 『動物取扱責任者研修』を終えて 12

講義の受講によって得た、”気づき”の一つに話を戻しますと。
要するに、飼い主様の『クオリティ・オブ・ライフ(QOL)』の実感とペット様の『5つの自由』が保障されている暮らしは、実に密接に関係している、と私には思えたことです。

また。
メビー・ラックでの実務経験上、飼い主様の『クオリティ・オブ・ライフ(QOL)』の実感とペット様に対する『5つの自由』の保障は、相互にポジティブな影響を与えるだけではなく、ペット様の”問題行動”が起きにくい環境になる、と再確認もできました。

おそらくは、飼い主様の『クオリティ・オブ・ライフ(QOL)』の実感が、”問題行動”と決め込んでいたペット様の振る舞いの許容に繋がるのでしょう。
実際、ペット様の行動はさほど変わらないのに、飼い主様が”問題行動”と捉えなくなっていくという現象が起こるのです。

その観点でいえば。
一括りに”問題行動”といっても、それらの中には人間側がそう決めつけているだけで、ペット様としては至って自然な行動に過ぎないものも確かに存在する、といえそうです。
そのことを忘れ、人間側の理想や都合に則って、ペット様に過度なしつけトレーニングを押し付けると、場合によっては”問題行動”を引き起こしかねません。

もちろん、人間社会で共に暮らす以上、ペット様を自由奔放にして、誰かを傷つけたり困らせるのはいけません。
ですが、上記を防ぐためとはいえ、”問題行動”を排除しようと盲目になって、とにかく、あれやこれやと過度なしつけトレーニングをペット様に強制するのもいかがなものかと存じます。
その前に、先ずは飼い主様の『クオリティ・オブ・ライフ(QOL)』の実感とペット様への『5つの自由』の保障について、しっかりとした見直しを実践して頂ければと存じます。

論無く、ペット様を長時間放置する(留守番させる)ことに賛同はできませんが。
誰か(できればプロ)にペット様のケアを任せた上で、飼い主様がレジャーなどに出掛けても、なんら自己嫌悪に陥る必要はないのです。

むしろ、ペット様に”四六時中つきっきりでなくてはならない!”などの強迫観念に縛られて、自分自身の『クオリティ・オブ・ライフ(QOL)』の実感に目を向けていない飼い主様の方が、穏やかさに欠ける節があります。

その結果、ペット様にやたらと厳しく当たる場面が多いようにも見受けられます。
そうなると、ペット様の方も心が閉じていたり、”らしさ”を発揮できないでいることが多く、この状態は、飼い主様とペット様の双方にとって、何一つポジティブな要素をもたらしません。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉