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平成28年度 『動物取扱責任者研修』を終えて 16

ペットショップ・トリミング・ペットホテル・ブリーダーなどをはじめとする、動物取扱業に係る”におい”の法規制について学んだことをご紹介すると。
当該施設の敷地内(店内・屋上・ドッグランなど)に漂う”におい”(ペット様の体臭や排泄物など)に関しては、ご来店なさるお客様や従業員が不快感を感じるほどだとしても、現状、基準値は存在しません。
だからなのか、そういった”におい”に気を遣っていない店舗に赴くと、確かに不快感を抱きますし、衛生面を疑いたくもなります。

当該施設の敷地外(店舗の周囲・隣近所の敷地など)まで漂う”におい”(換気扇から排出されるペット様の体臭や排泄物など)に関しては、基準値が存在します。
近隣住民などから悪臭苦情が発生すれば、それは即ち悪臭公害とされ、測定結果が基準値を上回っていたら法規制の対象となることは避けられません。

では。
”におい”を規制する法律とその目的は、どういったものなのか。
講義で述べられたものは、以下でした。

・住民の生活環境を保全するため、事業活動にともなって排出される”におい”を規制する法律(悪臭防止法)がある
・周辺住民から悪臭苦情が発生した場合、業種や事業規模にかかわらず、規制地域内(島しょを除く都内全域)にある様々な事業場が規制対象となる
・なお、悪臭苦情が発生していなくても、規制地域内の事業場は、規制基準の遵守義務がある

こられの内容は、当然といえば当然です。

ただし。
臭気の法規制の役割には、あくまで”近隣住民と事業所の両者が上手くいくように規制がある”という前提が存在するので、たとえ住民側が”におい”をゼロにすることを望んでも、そこまでの規制が約束されるわけではありません。

講師の方が用いた資料をご参考までに記せば。
東京都の場合、臭気指数の規制基準(平成14年7月1日施行)は、

・第一種区域(住居専用地域や住宅地域など)で、臭気指数10
・第二種区域(商業地域や準工業地帯など)で、臭気指数12
・第三種区域(工業地域や工業専用地域など)で、臭気指数13

という、敷地境界線上における基準(1号基準)が定められているそうです。
また、気体排出口における基準(2号基準)は排出口毎に計算され、排出水における基準(3号基準)は(1号基準)に”16”を足した値だといいます。

ちなみに。
臭気指数の基準値は10〜21の範囲で設定されていて、たとえば臭気指数10とは、梅のほのかな香りなどに該当し、臭気指数15とは、道路や沿道の排気ガスの”におい”・デパートの化粧品売り場の香水の”におい”などに該当するそうです。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉