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御尤もな研究結果 3

御尤もな研究結果 2』で挙げた、実際の体験談に基づく一例において着目するべきは、三匹の犬様たちの心理状態です。
要するに、三匹の犬様それぞれが退屈を覚える状態ではなかった、というわけです。

取り上げた一例を簡単におさらいすれば、以下になります。
膝の上に乗っていた犬様Aは、犬様Cの登場によって膝の上から降ろされ、自分が甘えられているせっかくの状況に変化が生じました。
犬様Bにおいては、本当は膝の上に乗りたかったものの、犬様Aに先を越されていたので、代わりの行動(お腹を出して寝転ぶ)を選択しました。
前者二匹の犬様と同じく膝の上に乗りたかった犬様Cは、犬様Aに向かって唸り返したり吠え返したりしたことにより、結局は膝の上に乗せてもらえませんでした。
そうして、最終的にはスタッフが立ち上がり、三匹の犬様は見上げるという行動に出ました。

いわずもがな、はじめに三匹の犬様が抱いていた最大欲求は、スタッフの膝の上に乗ることでした。
それを叶えるために、三匹の犬様それぞれは、それぞれの行動に出ました。

ところが、です。
スタッフに撫でてもらえたとはいえ、事の顛末として、三匹の犬様たちの最大欲求は叶わない状況になりました。
それでも三匹の犬様たちはスタッフを見上げ、最大欲求を叶えるための方法を模索し続けたわけです。
自分がどうすれば甘えられるのか、どうして甘えさせてもらえなかったのか、などを考えたのでした。
三匹の犬様たちはそうやって、終始、頭を使って考え、学び続けることで、退屈とは無縁でいられました。

デイケア保育』や『ペットホテル』などでメビー・ラックにご滞在中の犬様たちは、こうした体験の連続のおかげ(もちろん、各犬様の昼寝などの休息の時間はしっかりと確保した上)で、退屈という苦痛に悩まされることはありません。
メビー・ラックの場合は、基本的にフリースペースでのお預りの上、スタッフは24時間常駐で滞在中の犬様たちと同フロアで過ごすため、尚更といえるでしょう。

一方、一匹で留守番させられている犬様においては、どうでしょうか?
暇つぶしのオモチャ類やおやつ類をいくつも用意したところで、件の三匹の犬様たちと同等の体験はできません。
必ず、暇を持て余す時間がやってきます。
ケージ預りのペットホテルや、夜間は従業員が帰宅してしまうペットホテルにおいても然りです。

いずれのペットホテルにせよ、犬様はひとりぼっちにされた結果、大なり小なりの精神不安定に陥ってしまったり、溜まったストレスによっていろいろな物に噛みついたり、あちこちに排泄をしてしまったり、吠え続けたりなどしてしまいます。
これは、犬様の心身にとってネガティブな症状でしかありません。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉