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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜101

防寒対策として暖房器具類の使用をする場合について、K様は今度、エアコンを取り上げた。

「現代日本ではおそらく、エアコンを使って温度管理をしているご家庭が多いかと思います。それによって部屋全体を暖めることが出来るため、ペットの寒さ対策にもなるとお考えのもとでしょう。ただし……」
「なんでしょう?」
「ペット用ヒーターと同じく、使用上の注意がやはり存在します」
「エアコンの使用によるメリットは、設定温度を自動で維持・管理してくれる点だと思いますが、使用上の注意にまつわるデメリットはどんなことがあげられますか?」
「デメリットはいくつかありますが、その一つ目は、ご使用になっているエアコンがカバーできる想定範囲と、実際の体感に誤差があるという点です」
「確かに、部屋に置かれている家具類の位置や、その部屋の中にいる人数によっては、設定した温度通りに部屋が暖まらないことがありますよね」
「ええ。同じ部屋であっても、場所によって温度が変わることに気を配らなければなりません。つまりは、人間が暖かく感じていても、ペットも同様に感じているわけではないということです」

大抵の家庭用エアコンは、窓際の天井付近に設置されている。
部屋の構造上、窓際にケージを設置しているご家庭もあるかと思うが、周知の事実として、温かい空気は天井付近に溜まり、逆に冷たい空気は床付近に溜まる。
窓際の方が寒いのも事実だ。

上記のように窓際にケージを設置していても、立体的に動ける猫様ならば、少しでも暖かい上部に移動ができるので、なんとか過ごせるかもしれない。
だが、私たち人間よりも低い位置で動く犬様の場合、設定温度に届かない場所で過ごしていると考えてあげるべきだ。

「部屋の広さによっても変わってきますが、エアコンの暖房を使用したとしても、それだけならば天井付近と床付近の温度差が、およそ5℃近くあるといわれています。なので、エアコンを単体で使うのではなく、サーキュレーターや扇風機なども並行使用して、部屋全体の空気を循環させることが、ペットのためになります」

K様のその意見に付け足せば。
最新エアコンの中には、部屋の上下で温度差が生まれないような管理機能がついていたり、人感センサーを搭載しているものがある。
ところが、人感センサーの中には、ペット様の存在は感知しないものが存在する。
それを知らずに、留守中にエアコンが自動停止してしまい、ペット様が寒がっている危険性もあるので要注意だ。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉