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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜106

冬場の暖房器具類の使用についての最後に、K様はコタツの話を取り上げた。

「実家でも犬を飼っているのですが、今では、じんわりと温かいコタツの心地良さを知ってしまいまして……。両親に何度注意したことか……」
「そうなんですね」
「毎年のことなのですが、冬場はコタツの中に潜り込んだまま、犬が出てこないと嘆いています」
「メビー・ラックをご利用頂いている飼い主様からも、犬様がコタツの虜になってしまっているというお話を伺うことがあります」
「まあ、コタツを使用しているご家庭では、よくある話ですよね」
「うちではコタツを使用する習慣がないので分かりませんが、コタツの中に潜り込んでぬくぬくとしているペット様の姿を見ると、飼い主様もほっこりするのでしょうね」
「実家でもコタツがありますし、飼い主の気持ちも分からなくもないのですが……個人的に、ペットのコタツ使用はあまりおすすめできません」
「どんな理由から、そう思われるのですか?」
「気軽に暖をとれて重宝すると思いますが、コタツの中にペットが全身を潜り込ます点に心配が残るのです」
「通常の使用の仕方ですと、人間の場合は下半身だけで、上半身はコタツの中に入りませんものね」
「はい。まあ、たまに、コタツ布団を被ってウトウトしていると、そのまま寝てしまわれる方もいらっしゃいますが、はっきりいって、その行為は健康被害を引き起こしてしまう危険性があります」
「確かに、聞いたことがあります」

このことについては、私たち人間の場合を例えとして用いた方が分かりやすいかもしれない。
よく、”コタツで寝ると風邪をひく”といわれているのをご存じの方は多いと思う。

だが、その理由を知っている方が意外と少ないので簡単に説明しておくと。
風邪をひいてしまうことに大きく関係するのが、コタツの中と外の温度差である。

私たち人間の身体は、眠気を眠けを催す時、副交感神経の働きが優位になるのに伴い、体温が低下する。
ところが、コタツの中は暖かいままなので、下半身と上半身の温度差が顕著になり、体温調節のバランスに狂いが生じてしまう。
つまりは、視床下部にある、体温調節をつかさどる”体温調節中枢”が混乱をきたすわけだ。

この”体温調節中枢”の働きのおかげで、私たち人間の身体は、体内酵素を活性化することができる37℃前後の体温を保っていられる。
だが、体温調節のバランスを崩してしまえば、自律神経までもが乱れてしまう結果になる。
そうなると、免疫力の低下は避けられない事態となる。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉