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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜111

「外に出る前のウォーミングアップを室内で充分に行ったら、いざお散歩に出掛けるわけですが、その時にも気をつけた方がいいことがあります」

K様のアドバイスは、お散歩のペースに関することだった。

「簡単にいえば、たとえ元気な犬だとしても、外に出て直ぐ、走るなどの激しい運動を避けるようにすることです。飼い主が寒いからといって、いたずらに犬をはしゃがせ、お散歩をさっさと終わらせようとするのはNGです」
「ご自分と暮らす犬様は運動神経がいいからと油断している飼い主様がいらっしゃいますが、冬場の寒さで身体が強張っているのは皆同じなので、なにかがあっても咄嗟には動けないですものね」
「そうなんですよ。万が一、道が凍っている場合は、急に走り出して滑ると関節を痛めてしまう危険もありますし」
「とにかくは、出来るだけゆっくりと歩いて犬様の様子や体調を見ながら、徐々にペースを上げていくようにする、ということですね」
「時間をかけながら犬の身体を温めてお散歩をし、そのままの状態で室内に戻れば、温度差はより少なくてすみます」

このことはなにも、普段のお散歩時だけに気をつければいいという問題ではない。
暖房が効いているドッグカフェや犬様同伴可の商業施設の出入り時にも、当てはまる。
私が見かける限り、それらを利用しているほぼすべての飼い主様は犬様の充分なウォーミングアップをせず、そのまま出入りしている現状がある。
どうか、このブログをお読みになったことをきっかけとして、愛する犬様のために意識改革をして頂ければと願う。

私はこのタイミングで、飼い主様から寄せられることの多い質問をK様に投げた。

「よく耳にするのが、犬様が嫌がっているので、冬場のお散歩は不必要だという意見です。それについて、K様はどうお考えですか?」
「必要と考えます。毎日元気に散歩に行くことは健康を保つことに重要で、マイナスにはならないですから。お散歩での運動により肥満を防止することに繋がりますし、外で出会う人間やほかの犬の存在は、社会性を身につける上で欠かせない要素となりますし」
「代謝が落ちる寒い季節にこそ、お散歩をするべきということですね」
「はい。適度な運動で筋肉維持につとめ、代謝をよくする必要性もありますので」

先のブログ、『昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜95』でも述べた通り、寒さで運動量が減ると水分摂取量が少なくなって泌尿器系の疾患にかかりやすくなるので、要注意である。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉