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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜12

K様は今度、梅雨時季のお散歩ついて話を聞かせてくれた。

「主として飼い主が気にするのは、犬の運動不足でしょう。雨でお散歩に行けない・行かない、またはお散歩時間が短くなるのがその原因でしょうが、気にするポイントは別にもあります」

社会性を持つ犬様にとって、お散歩時に出会う他の犬様の存在は意義深い。
それはなにも、仲の良い顔見知りの犬様に限らない。
初めて見かける犬様とも、顔を合わせれば、においを嗅いだりしながらコミュニケーションを取り合うものだ。
結果、興味が無ければそのままお散歩を続行するだろうし、気になれば積極的な交流を図る行動に出る。
いずれにせよ、お散歩に出掛けなければ、犬様同士のそういった機会が減ってしまう。

「そうすると、ストレスを感じてしまう犬がいるのです」
「それを回避するには、どうしたらいいのでしょうか?」
「普段から他の犬にも好意的な性格を持っている犬であれば、ドッグカフェなどに赴くのがいいかもしれませんね。あとは、室内ドッグランやペット同伴可の量販店ですとか」
「なるほど。では、他の犬様との交流を苦手としている犬様はどうしたものでしょう?」
「お散歩に出掛けないことで犬が抱えるストレスを、飼い主とのスキンシップで補うのも一案です」

自分の家の中でスキンシップを図る際に注意すべき点は、犬様の体調・気分・日常の運動量に合わせた遊び方であろう。
飼い主様宅の床がフローリングだと、はしゃいだ犬が滑って思わぬケガをするかもしれないので、工夫が必要になってくる。
隣人や階下の住人への迷惑対策と配慮も含めて考えると、フローリングの床で犬様を走り回らせることは止めた方がいい。
はしゃぐ犬様の障害物となり得る家具や荷物も、可能な限り移動した方が安全だ。
どこかに頭をぶつけて脳震盪を起こしてしまうかもしれないので、予防は不可欠である。

「家の中を走らせてあげられる環境でないのなら、犬に頭を使わせる遊びを取り入れることも一手です」
「私たち人間と同じで、頭を使うのは、思いの外エネルギーを消費しますからね」
「飼い主がかくれて犬を呼ぶ『かくれんぼ遊び』でもオッケーですし、『おやつ探し遊び』もお勧めです」
「家具の隙間や部屋ごとに大好きなおやつを隠せば、犬様は嗅覚をフル活用しながら探し歩くので、自然と運動量も増えますものね」
「飼い主が普段はやらない類の遊びを試してみても、犬が面白がるかもしれません。例えば、手に握ったフードで誘導しながらジグザグに歩かせるですとか」

梅雨時期のお散歩不足で抱える犬様のストレス解消方法は、飼い主様の工夫次第といったところか。
それを考えるのも、犬様と暮らす醍醐味である。
そんな心持で暮らしてみれば、悩みの一つが減るかもしれない。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉