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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜124

寒い時季に気をつけたい犬様の病気としては、気管支炎・肺炎・喉頭炎などの呼吸器系の疾患もあげられる。
ただでさえ犬様の免疫力が下がりがちな低温・低湿度状態の冬は、細菌やウイルスが活発になる上、気温の低下や空気の乾燥に伴い、犬様の鼻や喉の粘膜機能も低下するのが要因だ。

なので、喘息や呼吸器官の持病を抱える犬様、免疫力が弱い子犬様やシニア犬様にはとくに注意が必要である。
鼻腔内で冷気を温めにくい、パグ様・ペキニーズ様・ブルドッグ様などの短吻種の犬様は、気温差によって呼吸困難に陥りやすいので、そちらにも要注意だ。
そのほかの種類の犬様であっても、冷たい吸気を急に吸うと、咳き込んだり呼吸器系が炎症を起こしてしまう危険もあるので、飼い主様は温度差の変化に敏感になってもらいたい。

呼吸器系疾患の予防法としては、室内の換気や通気に気を配ることである。
細菌やウイルスは、閉めきったままの室内だとますます繁殖してしまうので、それらには充分に気をつけて頂きたい。

乾燥対策で加湿器を使用することと、犬様が常に新鮮な水を飲めるようにしておくことも大事だ。
ただし、冷たすぎる水を飲むと咳が酷くなることもあるので、やはり、ぬるま湯が適しているだろう。

私たち人間同様、呼吸器系の疾患を患うと、犬様も発熱・鼻水・咳などの症状が出やすくなるので、飼い主様はいち早く症状に気づいてあげてほしい。
ただの風邪による症状ならばまだしも、ほかの病気を患っている場合もあるので尚更だ。

具体的にいうと。
たとえば、犬様がどういった種類の咳をしているかで、疑われる病気が早期発見できるケースもある。
くしゃみのように、”クシュン、クシュン”といった咳をしている場合は、往々にして、細菌による肺炎などが疑われる。
”ゴホン、ゴホン”といった吐き出すような咳をしている場合は、もしかしたら心臓循環器疾患の可能性も考えられる。
また、飼い主様が気づかぬうちに、なにがしかの異物を犬様が誤飲した場合も激しい咳をするので、注意深く観察して頂ければと願う。

ちなみに。
心臓循環器疾患は、冷え込む朝晩に咳がしつこくなる、という特徴が見られる。
悪化すると体重減少が見られるケースも多いので、出来れば、犬様の毎日の体重測定を怠らないで頂きたい。
被毛が長い犬様は、外見だけでは体重の増減が分かりにくいので、こまめな体重測定がとくに大切といえるだろう。

心拍数の把握で、心臓循環器疾患の疑いに気づいてあげられることもあるので、それも毎日行って頂きたい。
犬様の種類や大きさにもよるが、ご参考までにいえば。
一般的に、”安静時の状態で、1分間に120以上の心拍数だと心臓循環器疾患の疑いがある”といわれている。

慢性的な心臓循環器疾患を抱えている犬様は、温度差10℃前後の急激な温度変化によってヒートショックを起こしやすく、それによって脳梗塞や心筋梗塞を誘発する危険があるので、温度管理には細心の気配りをするべきであろう。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉