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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜14

雨の日のお散歩に注意すべき点といえば、犬様の肉球にも気を配りたい。

雨上がりも含め、濡れた路面のお散歩は、犬様の肉球に思わぬダメージを与える。
その事について想像を巡らせるのは簡単だ。
自分がお風呂に入った時を思い起こせば、瞭然の気づきとなるはずである。

「確かに、お風呂に入ると、人間でも手足の指がシワシワにふやけますよね。ふやけた皮膚はやわらかくなるので、通常よりも傷つきやすくなりますし」

言って、K様は両手の指をこすった。

雨で濡れた路面を歩く犬様の肉球も、同じような状態になる。
濡れた路面に、肉球が直に接するので、時間と共にふやけてしまうのだ。
硬いアスファルトの上をふやけた肉球で歩き続けると、どうなるか。
積り積もるダメージを放っておくと、肉球に擦り傷ができ、ひどくなると出血に至ってしまう可能性がある。

特に注意すべきは、肉球の皮膚がまだ柔らかい子犬様だ。
様々なものに興味津々で活発に運動する子犬様の肉球には、それだけの運動量分のダメージが積もる。
気をつけなければ、そのやわらかい肉球を傷つけかねない。

シニア犬様にも、気をつけてあげたいものだ。
代謝が落ちた等でカサカサになっている肉球は、ひび割れがちになってしまう。
そこにきてアスファルトからのダメージを受ければ、出血の危険が伴う。
そうすると、それが原因で足が痛み、ひいてはお散歩に行きたがらなくなってしまという悪循環がうまれるかもしれない。
それによって筋力量の維持が困難になり、自力歩行が難しくなってしまう事態はシニア犬様にとって不幸だ。

健康な成犬様の場合は、通常のお散歩ならば出血に至る例はあまり見られないだろう。
それでも、肉球へのダメージがゼロではないので、可能ならば、濡れたアスファルトの長時間お散歩には気をつけてあげたい。

「ボクがもし、出血した患部が痛むのに、裸足でアスファルトを歩けと言われたら涙ものです」

K様はふざけて、当惑にも似た素振りで肩をそびやかせた。

それはさておき。
神経質になりすぎるのもどうかと思うので、付け加えておく。
肉球が心配だからといって、

「だったらお散歩はさせない!」

と決めつける必要はない。
お散歩に出掛けるメリットと重要性は、先のブログでも綴っている通りだ。
大事なのは、お散歩後の肉球ケアと、収集した情報と愛犬様の状態を照らし合わせた精査だ。
膨大な情報量に、いたずらに振り回され過ぎると、犬様にとって良い事まで制御・排除してしまう結果になってしまう。
それを避けてあげるのも飼い主様方の愛情の一つであると、私は思う。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉