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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜15

雨の日のお散歩で犬様に雨具を着用させる事についても、世の中には賛否両論の意見がある。
どんなにドシャ降りだろうが、犬様に雨具を着用させないでお散歩をしている飼い主様もいれば、わずかな雨粒でも雨具を着用させてお散歩をしている犬様と飼い主様も見かける。
その事について、K様の考え方を伺った。

「個人的に、雨の日のお散歩には、犬への雨具の着用を推奨します。ですが、雨具の着用を嫌がる犬もいますし、犬にそこまでする必要はないという意見を耳にするのも事実です。とはいえ、そういう飼い主は犬がずぶ濡れでも気にしないのに、ご自分はしっかりと雨具を使用していたりします。お散歩後も、ご自分はお風呂に入るなどでケアしますが、ずぶ濡れになっている犬には必要なケアを十分に行わないケースが多いのではないでしょうか。ボクにはそう見受けられます」
「……そうかもしれませんね」
「まあ、一言で言えば面倒なのでしょうね。だったら尚更、犬に雨具を着用させたあげた方が、ケアがしやすくなる事を知ってくれればなと思います」

雨で濡れた犬様のケアの重要性は、私も否定しない。
雨の日にお散歩をすれば、水分だけでなく泥ハネ等の汚れも避けられない故、晴れた日のお散歩に比べれば、確かにお手入れに手間がかかるものだ。
ただし、それを面倒だからと、いい加減なケアや濡れたまま放置する姿勢は是認出来ない。
理由は、お散歩後のケアでの意外な危険性に由来する。

お散歩後に、タオルで拭くだけは追い付かない足先の泥汚れを見れば、飼い主様は犬様を洗ってあげたくなるだろう。
しかし、そのケアにこそ注意が必要で、気をつけないと、指間炎に繋がる場合がある。

指間炎とは、犬様の指の間に炎症が起きてしまった状態を指す。
小さな炎症だからといって、軽視は禁物だ。
痒みで犬様がその患部を舐める続けると、やがては皮膚が腫れ、しまいには膿が出るようになり、毛が抜けてしまう。
その段になると、当然痛みを伴う為、歩行困難になるケースもある。
指間炎が厄介なのは、せっかく炎症がおさまりかけても、犬様が気になって舐めてしまうという繰り返しになるので、完治まで時間を要する点だ。

指間炎の原因となる細菌が爪の根元に及べば、爪周囲炎にもなりかねない。
そうなると治療がさらに困難になる。
その上、最悪、全身麻酔での切開手術をしなければならないと獣医さんから伺った過去がある。

飼い主様によっては、晴雨関わらず、お散歩後には毎日犬様をシャンプーする方がいるらしいが、それはあまりお勧め出来ない。
必要な皮脂を取り除き過ぎて、炎症を起こしやすい皮膚になってしまうからだ。
どうしても汚れが目立つ場合は、薄めたシャンプー液を使用するのはもちろんのこと、その後は指間の湿り気をしっかり乾燥させる必要がある。
そのついでに、肉球や爪のチェックも行いたい。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉