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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜21

「いずれにせよ。犬は人間よりも排泄を我慢することが出来るという説がありますが、高を括って長時間に渡り排泄を我慢させることは、やはり良いことではないでしょう」

K様の意見はもっともだ。
スムーズな排泄を行わないと、尿路結石や膀胱炎などの病気になる可能性がある。
我慢のストレスが抵抗力を低下させ、他の病気を誘発しかねない。

「だからこそ、しつけトレーニングを試みたり、雨でもお散歩に連れて行ってあげることが大切なのです。ボクら人間だって、排泄を我慢しなければならない状況は拷問に等しいですからね」

おどけてみせたK様の傍らで、私は強く思う。
しつこいくらいに繰り返して注意喚起するが、外で排泄をする習慣がある室内飼いの犬様は、家の中では我慢を強いられ、果ては健康を害してしまう危険性をはらむ。
その点も含めると、飼い主様は普段から、犬様の排泄チェックを怠らない方がいい。

「それに関して言えば、犬の一日の排泄回数や排泄量を把握出来ていない飼い主は、意外と多いですよね」

K様の言葉に、私はゆっくりと頷いた。
例えば尿路結石になってしまい、いざ病院での診察を受けたとする。
その際に、犬様の一日の排泄回数や排泄量を獣医さんから尋ねられても、返答に窮してしまう飼い主様がいらっしゃるのは事実だ。
健康時の犬様の排泄回数や排泄量を知らなければ、健康異常に気づくのが遅れてしまうので、飼い主様には是非とも把握につとめてほしい。

それを踏まえた上で、犬様の排泄回数や排泄量に異常が見られた場合に疑われる病を、K様は並べた。

「いつもの排泄場所である決められた所以外でおしっこの回数が増えたら、その犬は膀胱炎かもしれません」
「その場合、シニア犬様だと、前立腺肥大・前立腺炎・認知症の可能性もありますよね」
「他に、おしっこの回数が激減して、犬の下腹部が張っている場合は急性腎不全が疑われます。下腹部に硬い膨らみが確認出来た場合は、尿路結石症・尿路閉塞・前立腺肥大の可能性も考えられます。とにかく、わずかでも異常を感じた際には、即、動物病院に連れて行くべきです」

ライクひなちゃんをはじめ、介護パートナーを担う機会が多いメビー・ラックでは、どれも目に新しい出来事ではない。
なので、落ち着いて適切な対応ができる。
が、ほとんどの飼い主様にとっては、どの機会に直面しても狼狽なさる可能性が高いだろう。

犬様をはじめ、ペット様は痛みや苦しさを感じても、言葉を話すことが出来ない。
殊更に、弱みをみせようともしないペット様だっている。

それ故にこそ、だ。
ペット様のちょっとした変化や異常に対して、飼い主様は細心の注意を向けてほしい。
ペット様との幸せな暮らしが、一日でも長く続くように??

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉