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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜27

犬様の熱中症・脱水症状の予防対策については、どうだろうか。
K様に意見を伺った。

「お散歩中の水分補給にまつわる注意点などは、どういったことだと思いますか?」
「夏場のお散歩中の水分補給は、大袈裟ではなく命にかかわってきますから、当然至極ないがしろにはできません。にもかかわらず、少し観察していると、意外にも、お散歩中の犬に水分補給させている飼い主は多くはない向きがあります」
「えっ……飼い主様は皆、ペットボトルなどに水を入れて持参していないのですか?」
「昔に比べれば、持参している飼い主は多くなりました。ただ、その多くは犬の排泄物に水をかける目的と化しています」
「言われてみれば……」
「冬場は特にですが、散歩中の犬への水分補給を怠っている飼い主ばかりです。犬の散歩には、必ず水分補給用の水も持参するべきなんですがね……。排泄物にかける用の水と両方分を持ち歩くのが重い、という残念な理由が主なんでしょう」

昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事22』で触れている通り、犬様のパンティングは、体温放出や体温調節を行う為の重要な生理現象だ。
故に、犬様が欲するタイミングを逃さず、水分補給をしてあげる必要がある。
その為には、K様が仰るように、お散歩中であろうが、水分補給用の水を絶対に切らせてはならない。
季節を問わず、水分補給用の水の持参は必須だと私も思う。

「水分の与え方にも注意点があります。飼い主によっては、自分のタイミングでちょいちょい立ち止まって犬に水を与えているのを見かけますが、優先すべきは犬のタイミングです。とはいっても、無論、犬の休憩時間を計ってあげるのは飼い主の責務ですが」
「中には、はしゃぎすぎてしまう犬様もいますからね。知らず知らずの内に脱水症状を起こしてしまわないように、飼い主様は気をつけあげなければなりませんね」
「水をがぶ飲みする犬に水分補給をする時には、さらなる注意が必要となってきます。胃捻転を起こしてしまうかもしれないので」

胃捻転とは、胃が捻じれてしまい、胃の内容物やガスが移動できずに膨らんでしまう症状を起こすものだ。
酷い結果になると、他の臓器や心臓に影響を与えてしまうので怖い。
胃捻転を起こしやすい犬様は、以下の種類と言われている。

☆グレイハウンド様
☆ボクサー様
☆ボルゾイ様
☆グレートデン様
☆ジャーマンシェパード様
☆ドーベルマン様
☆アイリッシュセッター様
☆セント・バーナード様
☆ワイマラナー様
☆シャーペイ様
☆ラブラドールレトリバー様
☆ゴールデンレトリーバー様
☆コリー様
☆秋田犬様
☆ロットワイラー様
☆バーニーズ・マウンテン・ドッグ様
☆スタンダードプードル様

所謂、胸の深い大型犬様が胃捻転を起こしやすい傾向にある。
が、小型犬であるダックスフンド様・トイプードル様、中型犬であるコッカースパニエル様・バセットハウンド様、他にはモルモット様や猫様なども、稀に発症するケースがあるので注意したい。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉