新着情報

昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜38

犬様の身体から無事に針を抜くことができたなら、スズメバチの場合と同様に、刺された箇所を素早く水洗いし、毒液を洗い流すようにする。
その際、口で毒液を吸い出そうとしたり、毒液を素手で直接触れないように気をつけて頂くのはいうまでもない。
飼い主様自身が毒液の影響を受けては元も子もない上、犬様の適切な応急処置や対処に支障が出かねないからだ。

また。
飼い主様が咬まれてケガを負ってしまっては、犬様を動物病院に連れていけなくなってしまうリスクがあるので、水洗い中に痛みや恐怖で犬様が暴れる可能性がある場合は、口輪やカラーなどの利用をためらわないことだ。
水洗いが無理なら無理で、速やかに動物病院への搬送を決断するべきである。

水洗いで毒液を洗い流したら、今度は、濡れたタオルや氷などでハチに刺された患部を冷やすようにする。
そうすることで、犬様が受けた、ハチに刺されたことによる強い痛みやショックを緩和してあげることが狙いだ。

可能であれば、並行して、直ぐに犬様を診てくれる最寄りの動物病院をさがして頂きたい。
ここまで綴った応急処置方法や対処方法は、あくまで、ハチに刺された症状を悪化させないためだけのものに過ぎないからだ。
犬様のことを思えばこそ、一刻も早い動物病院での適切な処置が望まれる。

では、Nちゃんのように、もしもかかりつけの動物病院が休診日だったり、人里離れた出掛け先が故に動物病院到着まで時間がかかってしまう場合はどうするべきか――

その際は、抗ヒスタミン剤を塗って応急処置する手がある。
なので、万が一に備えて、人里離れた場所に出掛ける時は、抗ヒスタミン剤を用意しておくといいだろう。
ただし、携帯する抗ヒスタミン剤の種類については、あらかじめ獣医師に相談して用意した方が無難だ。

さて。
犬様がハチに刺された場合の応急処置方法・対処方法をここまで見てきたわけだが……。
ハチに刺された際、なによりも怖いのは、即時型アレルギー反応である”アナフィラキシーショック”だ。

”アナフィラキシーショック”とは、ハチなどの虫刺されをはじめ、ワクチン接種や食材摂取などによって急激なアレルギー反応が起こり、ショック状態になることをいう。

症状としては、呼吸困難・嘔吐・痙攣・血圧低下・蕁麻疹・下痢などである。
それらは、発症後に極めて短時間で症状が認められるが、その状態が続くと、最悪のケースでは心停止に至る危険があるので、決して甘く見てはいけない。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉