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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜47

ハチが、こちらを敵としてみなした合図について知っておくことも必要だ。
ハチは攻撃を仕掛けてくる前に、こちらに対して警告としての威嚇行動を取るといわれている。

一般的にそれは、

・敵かもしれないと認識した相手の周囲を飛び回る
・小刻みに羽を動かしながら羽音を立てる
・空中でホバリングしながら狙いを定めてくる

などである。

また、スズメバチに至ってはわかりやすい。
大アゴで、”カチ、カチ”という威嚇音を発してくるからだ。
その音が聞こえたら要注意なので、低姿勢でじっとするか、不必要に刺激しないようにしながら後退りして頂きたい。

警告に気づかず無視していると、スズメバチはフェロモンの一種である『におい』を噴射して仲間に合図を送るので、付近にあると思われる巣から間もなく仲間のスズメバチが飛来し、一斉攻撃を受けてしまう。
その状態に入ったスズメバチはまさしく興奮状態であるが故に、場合によっては数十メートルに渡って追いかけてくることもあるそうなので恐ろしい限りだ。

ハイキング時などでハチと遭遇する可能性が高い場所に行く時は、出来るだけ団体行動は控えた方が良いという、専門家の意見もある。
人数が多ければ多いほど、その集団の言動による振動音がハチの巣に伝わりやすくなる上、個人でいる時に遭遇するよりも、集団でいる時に遭遇するハチの方が興奮していて攻撃的になりやすいからだという。

以上が、ハチに刺されないようにする予防対策方法となる。
ここ数回に渡ってのブログで、これだけしつこく注意を促しているのは、ハチに刺されるかもしれない事態が、それだけ身近で起こり得るからだ。

私たち人間であれば、時と場合によってはハチが危険な存在であるという認識を持てる。
だからこそ、無意味にハチを刺激するような行動を避けたり、意識的にハチから距離を取る選択が出来るわけだが、犬様は同じようにいかない。
個体差はあるにせよ、怖れを知らずに興味を抱き、何にでも近づいてしまう犬様は”特に”だ。

そうした好奇心旺盛な犬様は、ハチを見つけた際に、『もしかしたら刺されるかもしれない』といった怖れを抱かない。
むしろ、飛んでいるハチに対しては狩猟本能が刺激され、追いかけてしまう危険性がある。
ややもすれば、口でハチを捕らえようとしてしまい、口の中を刺されて顔が腫れあがってしまうことも考えられる。

気をつけるべきは、生きているハチだけではない。
死んで転がっているハチも、決して安全ではないのだ。

なぜならば。
ハチのからだは、死後も、筋肉の収縮運動によって体内から針が飛び出る仕組みになっているからだ。
死んでから時間が経っていなければ、毒液の影響も消えていない。

であるからして。
誤って針が刺さらないように、死んだハチを素手で触るのは止めた方が良い。
もとより、拾い食いの癖を持つ犬様が口にしてしまわないような注意が必要である。
レジャー先でろうが、日常のお散歩中であろうが、野外ドッグランであろうが、犬様の身をハチからまもってあげられるのは、飼い主様なのだから。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉