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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜50

「直接的に近くに寄らなくても、『チャドクガ』の幼虫の毒針被害に遭うことがあるので注意が必要です」

私はK様の説明に詳細を求めた。

「どういうことですか?」
「不運にも、干していた洗濯物に『チャドクガ』の幼虫自体がくっついていたり、その毒針が付着していた場合などです」
「そうか……。ケムシの毒針は浮遊して、風に乗ってくるのですものね」
「はい。洗濯後の自分や犬の服などに、『チャドクガ』の幼虫自体やその毒針が付着しているのに気づかず着てしまうと、毛虫皮膚炎になってしまいます。まあ、『チャドクガ』の幼虫だけに限りませんが、ケムシに直接触れてしまった時やお散歩時にチクチクと感じた際も含めて、先ずは、毒針の除去を試みた方がいいでしょう」
「その方法は?」
「俗に『コロコロ』と呼ばれる、粘着カーペットクリーナーやガムテープなどを押し当てて、付着している毒針を取り除く方法が一般的ですね。取り込んだ洗濯物をたたむ前にも、念のため、ボクはそれを実行しています」

犬様の服には、頭から被せるタイプのものも多いので、洗濯して取り込む際には、K様が仰った方法を実践して無駄はないだろう。
そう思った私は、さらに質問を重ねた。

「付着している毒針を、先ほど伺った方法で除去すれば、もう安心できますか?」
「いいえ。それだけでは、残念ながら不充分です。『チャドクガ』の幼虫の毒針付着が疑われる洗濯物は、シャワーやホースなどを使用して洗い直すべきです。しかも、熱めのお湯で」
「再度、洗濯機で水洗いするのがダメな理由は?」
「ふつうに洗濯機を使用してしまうと、洗濯槽内に残っているかもしれない毒針が、ほかの衣服に付着してしまう危険があるからです。水洗いがダメな理由は、『チャドクガ』が持つ毒成分と関係があります」
「というと?」
「『チャドクガ』の毒成分は、熱に弱いタンパク質なのです。温度でいうと、50℃以上の熱を加えれば、その毒成分を分解できるといいます」
「だとするなら、スチームアイロンも役立ちそうですね」
「ですね。とにかく、”念には念を”です!」

本ブログをお読みになっている飼い主様方の中には存在しないと信じるが、”念には念を”という意味で書く。
『チャドクガ』の毒成分が熱に弱いからといって、コインランドリーの乾燥機を利用するのはモラルが欠如した行為である。
『チャドクガ』の幼虫の毒針付着が疑われるものを、コインランドリーの洗濯機で洗うのも同じだ。

そうはいっても。
かなしいかな、世の中には、そういった人間も存在するので、コインランドリーを使用する際は、くれぐれもお気をつけ頂きたい。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉